小田原の自転車専門店

【初心者向け】チェーン脱落の原因と対策|チェーンキャッチャーでトラブル防止!

チェーンキャッチャー取付チェーンインナー時

※記事の中にアフィリエイト広告を利用しています。

チェーンが外れて困った経験、ありませんか?

この記事は、2025年6月22日に追記・更新しました。
「【初心者向け】チェーン脱落の原因と対策|チェーンキャッチャーでトラブル防止!」について反映しています。

クロスバイクやロードバイクなどのスポーツバイクを始めたばかりの方で、「変速時にチェーンが外れてしまった」「フロントギアの内側にチェーンが落ちてしまい、立ち往生した」という経験はありませんか?

そのような悩みを抱える方におすすめなのが「チェーンキャッチャー」。この記事では、チェーン脱落の原因から、チェーンキャッチャーの役割、選び方や取り付け方法まで、初心者の方にも分かりやすく丁寧に解説します。

チェーン脱落の原因とリスク

チェーン脱落は、初心者が最も戸惑いやすいトラブルの一つです。まずは、その原因と起こりうるリスクを理解しておきましょう。

チェーン脱落の主な原因

チェーン脱落は、主に次のような原因で発生します。

  • 変速操作時のミス:坂道などで力を入れて変速すると、チェーンが正しくギアに乗らず脱落することがあります。
  • フロントディレイラーの調整ミス:変速の際、ガイドが正確な位置にないとチェーンが外れやすくなります。

チェーンが脱落がもたらすトラブル

  • 走行不能:チェーンが外れると当然ながら走行できなくなります。
  • フレームの損傷:特にカーボンフレームでは、チェーンがフレームを傷つけることで構造的な損傷を引き起こすことも。
  • 事故のリスク:チェーンが突然外れることでバランスを崩し、転倒の危険もあります。

チェーンキャッチャーでできること

チェーン脱落の予防には、「チェーンキャッチャー」の装着が非常に効果的です。このパーツがどのように働くのかを知りましょう。

チェーンキャッチャーの役割と仕組み

チェーンキャッチャーとは、フロントディレイラーの内側、チェーンリング近くに取り付ける小さなガイドパーツです。変速時にチェーンがインナーリングから内側に落ちないよう、物理的にガードします。

初心者こそ使うべき理由

初心者の方は変速操作に慣れておらず、特にインナーに落とすときにチェーン脱落を起こしやすい傾向があります。チェーンキャッチャーがあれば、脱落のリスクを限りなく減らせるため、トラブルを未然に防げます。

自分に合ったチェーンキャッチャーの選び方

数あるチェーンキャッチャーの中から、どのようにして自分に合ったものを選べばよいのか。そのポイントをご紹介します。

主な種類とそれぞれの特徴

▶バンドタイプ:取り付けが簡単で幅広く対応

  • ディレイラーのクランプバンドに共締めするタイプ
  • 多くのバイクに取り付けやすく、調整も比較的簡単

▶直付けタイプ:スマートな外観と安定性

  • フロントディレイラーの取付部と合わせて取付るタイプ
  • スマートな外観でズレにくいが、互換性の確認が必要

チェーンキャッチャーの取り付け方法とコツ

チェーンキャッチャーは自分でも取り付け可能ですが、確実に効果を発揮させるには、正しい手順や調整が欠かせません。

自分でできる取り付け手順

  1. フロントディレイラーの位置を確認し、キャッチャーを仮止め。
  2. チェーンがインナーリングにある状態で、キャッチャーとチェーンの間隔が1〜2mmになるよう調整。
  3. しっかりとネジを締めて固定。

専門店に任せる安心感

  • 正確な位置調整が可能
  • ディレイラー調整との同時作業で確実なセッティング
  • 経験豊富なメカニックが対応

チェーンキャッチャー未装着と装着の違い

チェーンキャッチャー未装着の場合

チェーンキャッチャー無しでチェーンインナー

今主流のコンパクトドライブは、フロントアウターギヤ50Tとフロントインナーギア34Tの仕様が多くアウターギヤとインナーギヤの歯数差が16Tと多きくあります。

そのため、アウターからインナーギヤへの変速時のタイミングが悪いと場合によってチェーンがインナーギヤにかからずに、フレーム側の方へ落ちてしまいチェーンが脱落してしまう場合があります。

そのチェーン脱落を防止するアイテムが「チェーンキャッチャー」です。

チェーンキャッチャー装着の場合

チェーンキャッチャー取付チェーンインナー時

フロントのアウターからインナーへギヤを変速した場合、このチェーンキャッチャーがあると、万一チェーンがバタつきインナーギヤから一瞬外れたとしても、これがあればフレーム側への脱落を防いでくれます。

GP SW-AQ-111チェーンキャッチャー

サイズは、フレームパイプ径28.6㎜、31.8㎜、34.9㎜と3種類あります。

KCNCチェーンキャッチャー取付チェーンインナー

自転車モデルによっては、フレームパイプ形状が異形なモデルでフロントディレイラーが直付け仕様などの時は、チェーンキャッチャーも直付けタイプを使用します。

画像で使用している商品は、世界最高水準のCNC技術を誇る超軽量パーツブランドKCNC(ケーシーエヌシー)チェーンキャッチャーロード 

チェーンが外れてしまったときの対処法

もしライド中にチェーンが外れてしまったら、落ち着いて対処しましょう。基本的な応急処置と、再発防止のための工夫を紹介します。

▶その場でできる応急処置

  • 手でチェーンをかけ直す:グローブがあると便利です。
  • 変速しない:落ちやすい変速パターンを避ける。

▶脱落を防ぐための習慣

  • 変速時には力を抜く
  • 定期的にフロントディレイラーの調整をする
  • チェーンキャッチャーを取り付ける

よくある質問(FAQ)

Q1. チェーンキャッチャーは本当に必要ですか?
A. チェーン脱落の経験がある方、または大切なフレームを守りたい方には必須とも言えるアイテムです。

Q2. 自分で取り付けできますか?
A. 調整に慣れている方であれば可能ですが、初心者はショップでの取り付けがおすすめです。

Q3. チェーンが外れる原因が他にもあるのでは?
A. はい。チェーンの伸びやディレイラーの不具合なども関係しますので、総合的な点検をおすすめします。

まとめ

チェーンキャッチャーは、クロスバイクやロードバイクなどのスポーツバイク初心者が安心してライドを楽しむための心強い味方です。ちょっとしたパーツながら、脱落によるストレスやフレームの損傷を防いでくれる効果は絶大です。

バイクトラブルの予防として、ぜひこの機会に導入をご検討ください。

こちらのコスナブログ記事も参照してください。

【駐輪に悩まない】ロードバイク携帯スタンドの決定版!TOPEAKフラッシュスタンドスリムXを徹底解説

今後も、皆様のサイクルライフをサポートするための情報を、これまでに公開した約600記事以上とともにコスナサイクル公式サイトにて随時発信してまいります。

投稿者プロフィール

小砂恵三
小砂恵三コスナサイクル店長
宮田工業(現在:ミヤタサイクル)での研修を得て、インショップ形式の自転車店の店長に就任。その後家業を継ぎ自転車のメンテナンス、販売に従事して35年以上。
自転車専門資格として「自転車安全整備士」「自転車技士」「スポーツBAA PLUS」「自転車組立整備士」「BAAアドバイザー」などを保有。
現在はコーダブルームやパナソニックといったライトスポーツ自転車から電動アシスト自転車までを幅広くカバーするサイクルショップ、コスナサイクルを運営。