小田原の自転車専門店

パナソニックオーダーシステムで日本製クロモリロードバイク・チタンロードバイクを

パナソニックオーダーシステムのフィッティングスケール

※記事の中にアフィリエイト広告を利用しています。

パナソニックオーダーシステムについて

パナソニックオーダーシステム(POS)は、ユーザーが自分の好みやライフスタイルに合わせて専用スケールを用いて自転車フレームサイズを自分の身体にジャストフィットするように多くのモデルが10mm刻みでサイズが選べ、カラー&カラーデザインも選べるあなただけの1台が作れる独自のサービスです。
また、パナソニックオーダーシステムは、1987年にマスプロメーカーとして初めてオーダーシステムを確立。
大坂府柏原市のパナソニックサイクルテック(株)本社工場内のPOS専用工房にて、クラフトマンの手により一台一台ハンドメイドで高品質なバイクを受注生産しています。

パナソニックバイクの栄光の歴史

1965年、パナソニックの挑戦が始まる。まずは国際レース参戦にあたって、日本のトップレーサーをテスターとして採用。レースで闘いながら世界に通用するバイクの制作に携わった。
「机上ではなく、コースの上でしかバイクの前進はない」、誰もがそう信じて試行錯誤を続けたのだ。その信念は、当時も今もまったく変わらない。
ツール・ド・フランスのスタートに日本車としてパナソニックバイクが立つには、それから25年後。
結果はツール・ド・フランス初参戦にしてスプリント賞を奪取。さらに翌年、翌々年とステージ優勝を重ねた。
気付けば、アジア選手権優勝から現在まで250勝以上に上る通算勝利を積み上げてきた。
我々は勝つ度に勝利の喜び以上の報酬を受けてきた。
そう、世界の最高峰で闘った者しか得ることのできない「勝つためのノウハウ」を手に入れたのだ。
人車一体となるジオメトリ―、剛性バランスを最適化するための応力分布など、そんな貴重データーを反映し、新たなバイクをつくり続け、現在も開発の原点として活かされている。
半世紀にわたる歴史から培われたレーシングスピリットとノウハウの積み重ねが、今日もパナソニックバイクをつくりあげているのだ。

引用:パナソニックオーダーシステムカタログ2023

フレームは大阪・柏原本社工場のPOS工房で生産

クラフトマンによるハンドメイド

工場の量産とは別に、パナソニックオーダーシステム(POS)専用工房内で、クラフトマンの手により一台一台受注生産されています。

自社工房での一貫生産

限られた社員しか入れないPOS工房では、パイプ検査・切断からフレーム溶接・皮膜処理・塗装・マーク貼付・コーティング、組立まで一貫生産。

チーム一丸での生産体制

各工程のクラフトマン達が己の仕事に誇りと責任を持ち、最高の仕上を目指して技術と高めています。レースで活躍する選手のバイクフレームから、あなたのオーダーしたフレームも同じクラフトマン達が手がけています。

パナソニックオーダーシステムの種類

パナソニックオーダーシステムには、「カスタムオーダー」と「フルオーダー」があります。

カスタムオーダー

パナソニックオーダーシステムのカスタムオーダー
出典:カスタムオーダー

パナソニックの「カスタムオーダー」は、金属フレーム素材(クロモリ・チタン合金)・フレームモデル選択・サイズ選択・フレームカラ&デザインー・ロゴカラーなど選択できあたなの身体にフィットしたフレームが手に入ります。

フレームモデルは3モデルから選択できます。ロードバイク用フレーム・シクロクロス用フレーム・ツーリング用フレーム

フレームフルオーダー

パナソニックオーダーシステムのフレームフルオーダー
出典:フレームフルオーダー

パナソニックの「フレームフルオーダー」は、コンマ1秒を争う競輪プロ選手用などが使用するトラックフレームのフルオーダーシステムです。

1mm刻みのサイズや細かな単位の角度でフレームスケルトンの指定が可能で、一台一台丹念につくり上げていく匠の技と自社POS専用工房内で作り上げるフレームは、あたなのためのワークスファクトリーとも言えます。

POSカスタムオーダーステップ

  1. モデルを選ぶ
  2. フレーム素材を選ぶ
  3. フレームサイズを合わせる
  4. フレームカラーデザインを選ぶ
  5. カラーを選ぶ
  6. デザインカラーに合うロゴを選ぶ
  7. デザインカラーに合うネーム書体を選ぶ
  8. 店舗にてWERオーダー発注
  9. POS工房にハンドメイド製作開始
  10. ショップにて組立納車

1.モデルを選ぶ

  • ROAD(ロード)
    舗装路をより速く走るためのモデル
    「高剛性でありながらも、しなやかに漕ぎ進んでいける」自転車です。
  • CYCLO CROSS(シクロクロス)
    オフロード走行に適したモデル
    走破性が高くあらゆるコンディションで楽しむことができます。
  • TOURING(ツーリング)
    走りと旅が楽しめるツーリングモデル(スポルティーフ)

2.フレーム素材を選ぶ

チタン合金フレーム

パナソニックオーダー「チタン合金」フレームセット
出典:パナソニック・チタン合金フレーム

しなやかで軽く、比強度、伸びに優れた、バランスの良いチタン素材

チタン合金フレームのグレードは3種類

  1. フラッグシップモデル
    チタンバイクのラインナップ最軽量を目指して開発されたモデル
  2. ライダーに合わせて2種類の剛性が選べるチタンロードモデル
    ライダーの体格や脚質によってウイップのリズムがよりフィットするようにバージョンHとバージョンLから選べます。
  3. チタンスタンダードモデル
    しなやかで軽いチタン素材を活かしたモデル

クロモリフレーム

パナソニックオーダー「クロモリ」フレームセット
出典:パナソニック・クロモリフレーム

衝撃吸収力が優れているのでしなるような優しい乗り心地

フレームグレードは5種類

  1. パナソニック直系モデル
    1990年代欧州レースを圧巻したクロモリ直系モデル
  2. パナソニック流モダンスチールバイク
    粘りのある素材と軽量な素材をミックスして高剛性且つしなやかに仕上げたモデル
  3. ライトウェイトモデル
    クロモリにニッケルを加えたフレームにフロントフォークは競輪選手に人気のCOLUMBUS MAXのフォークブレードを採用し、しなやかに仕上げたモデル
  4. 本格クロモリモデル
    クロモリ特有の気持ち良い加速感と路面からの振動を和らげてくれるのでロングライドも快適
  5. 乗り味が魅力のクロモリフレーム
    低重心ジオメトリーの優れた安定性と快適な乗り味を多くの方に

3.フレームサイズを合わせる

パナソニックオーダーシステムのフィッティングスケール

パナソニックが独自に開発した「フィッティングスケール」を用いて、あなたにベストフィットしたサイズに合わせられます。

フィッテイングスケールで調整できるのは、クランク長さの調整、フレームサイズの調整、シートアングルを決める、ハンドルバーの幅の調整、ハンドルステム突き出し寸法調整など。

4.フレームカラーデザインを選ぶ

グラデーション、カジュアル、ラグ、ミラー、チタンバイク用スペシャルデザインなど多彩なカラーバリエーションを用意

5.カラーを選ぶ

ソリッドカラー、パール、スパークルメタリック、オーロラ、レインボーなどから選べます。

6.デザインカラーに合うロゴを選ぶ

デザインカラーに合わせた「Panasonic」ロゴのサイズ(大小2種類)とロゴカラー(ゴールド・シルバー・ホワイト・ブラック)が選べます。

7.デザインカラーに合うネーム書体を選ぶ

デザインカラーに合わせて、オーダーメイドステイタスとしてネーム書体(英文5タイプと和文1タイプ)が選べます。

8.店舗にてWEBオーダー発注

店舗にてパナソニックオーダーシステムWEB受注によりオーダー発注します。

9.POS工房にてハンドメイド製作開始

WEBオーダー受注を受けPOS専用工房にてあなただけのフレーム制作がスタートします。

10.ショップにて組立納車

パナソニックPOS工房から商品到着後、当店にてフレームにパーツを組付け整備完了しましたら納車となります。

POSのこだわり塗装について

パナソニックオーダーシステム(POS)のフレーム塗装はいつまでも美しさを守るように、表面にフッ素クリア塗装を施しているので、時間の経過や日射・雨風にいつまでも美しさを保つ、丈夫なフレーム塗装を実現。またPOS工房では、一本一本のフレームをクラフトマンの手吹きで塗装しています。

パナソニックオーダーシステムの塗装について

出典:POSの塗装について

デジタルカラーシュミレーション

カラーオーダーの際によりイメージしやすいように「デジタルカラーシュミレーション」サイトがパナソニックオーダーシステムでは用意されています。是非カラー選択の目安にこちらのサイト「デジタルカラーシュミレーション」活用してください。

まとめ

パナソニックオーダーシステムで自分の身体にジャストフィットしたフレームを作り、今愛用されている愛車のパーツを乗せ換えることも可能。そうすれば一からパーツを全て揃えずに済むのでコストを抑えることもできます。

パナソニックオーダーシステムの国内製造工程を紹介したこちらコスナブログ記事を参照してください。

パナソニックオーダーシステムのロードバイク国内製造工程をプロセスXで公開中!

パナソニックオーダーシステム公式ページはこちら

投稿者プロフィール

小砂恵三
小砂恵三コスナサイクル店長
宮田工業(現在:ミヤタサイクル)での研修を得て、インショップ形式の自転車店の店長に就任。その後家業を継ぎ自転車のメンテナンス、販売に従事して35年以上。
自転車専門資格として「自転車安全整備士」「自転車技士」「スポーツBAA PLUS」「自転車組立整備士」などを保有。
現在はコーダブルームやパナソニックといったスポーツ自転車から電動アシスト自転車までを幅広くカバーするサイクルショップ、コスナサイクルを運営。