結論:RAILシリーズを安心して長く乗るには、ディレイラーハンガーを守る「MDG-65ディレイラーガード」の装着が最も効果的です。
通勤・通学、週末のサイクリングで活躍するクロスバイク。
駅前の駐輪場でロック中にバランスを崩して横倒し、あるいは強風の夜に立てかけておいたら翌朝ガシャッと転倒——そんな“ちょっとした出来事”のあと、ギアがガチャガチャ鳴って切り替わらない/変速がもたつく経験はありませんか?
最近は日常の移動手段としてクロスバイクを使う方が増え、転倒をきっかけとした変速不良の相談も目立ちます。
この記事では、RAIL ACTIVE(2025年モデル)を例に、MDG-65ディレイラーガードの必要性と装着手順を写真付きでやさしく解説。
読了後には、自分で安全に取り付け/点検ができ、通勤前の“不安”から解放されると思います。
そもそもコスナサイクルは「なぜKhodaaBloomのクロスバイクを推すのか?」という疑問には、こちらの解説もどうぞ
クロスバイク選びで迷ったら?日本人に最適化されたコーダーブルームがおすすめな理由とは
これはRAILシリーズに限ったことではなく、クロスバイクやロードバイクをはじめとする多くのスポーツバイクに共通する現象です。
転倒や強い衝撃が加わると、ディレイラーハンガーが曲がり、結果として変速不良を起こす可能性があります。
ここで知っておきたいのが、ディレイラーハンガーはフレームとは別体の“守りのパーツ”だということ。
こちらがRAIL ACTIVEに使われている専用のディレイラーハンガーです。
ディレイラー(変速機)を取り付けるためのベースパーツであり、転倒などの衝撃を受けた際には、フレーム本体が壊れる代わりにハンガーが曲がって衝撃を吸収する仕組みになっています。
つまり「万一のときに交換できる“身代わりパーツ”」としての役割があるのです。
写真で指しているのが、リアディレイラーを支えているハンガー部分です。
フレームから独立した構造になっており、転倒などで曲がると変速不良の原因になります。
この部分が損傷しても、モデルに適合したハンガーを交換すれば走行性能を取り戻せるため、クロスバイクを長く乗り続けるうえで欠かせないパーツといえます。
万一の衝撃でハンガー側が意図的に曲がる/壊れることでフレーム本体を保護する設計になっています。
ただし、再発防止の観点では、**ガードで“そもそも直撃させない”**対策が合理的です。
ディレイラーガードは、転倒や衝撃からリアディレイラーを守る役割があります。
それでも不幸にして変速機が曲がってしまった場合には、交換が必要になることもあります。
👉 関連記事はこちら:変速不良解消のひとつディレイラーハンガー交換方法
こちらがコーダーブルーム純正オプションの「MDG-65ディレイラーガード」です。
転倒時にリアディレイラーが直接地面や他の物にぶつかるのを防いでくれます。
RAILシリーズに最適化されたデザインで、見た目を損なわず、確実にディレイラーを保護できる安心アイテムです。
※この商品は、9mmクイックレリーズ共締め固定用ディレイラーガードです。12mmスルーアクスルを使用しての固定はできません。
ディレイラーガードは、後ろの変速機(リアディレイラー)を転倒や衝撃から守るパーツです。守ることで、曲がりや破損による変速不良を防ぎます。
ガードがついていれば、転倒時にリアディレイラーが地面や障害物と直接接触するのを防げるため、損傷リスクを大幅に軽減できます。
このパーツは、特に通勤・通学・街乗りなどで頻繁にクロスバイクを使用する方にとっては非常に大きな安心材料となります。
どんなに注意していても、駐輪中の接触や風による転倒など、思わぬシーンでトラブルは起こり得ます。
今回ガードを取り付けたのは、KhodaaBloom(コーダーブルーム)RAILシリーズの最新モデル「RAIL ACTIVE(レイルアクティブ) 2025年モデル」。
RAIL ACTIVEの街乗りとしての最適なクロスバイクとしての魅力や詳細スペック詳しく知りたい方は、こちらコスナブログ記事の徹底解説記事もご覧ください。
👉 【初心者必見】2025年 KhodaaBloom RAIL ACTIVE 徹底解説|街乗り最強のクロスバイクの魅力
RAIL ACTIVEは、軽さと快適性を両立した街乗り~通勤用クロスバイク。
エントリーユーザーにも扱いやすく、スタイリッシュなデザインも魅力です。
日々の通勤、ちょっとしたライドでも「立てかけた自転車が風で倒れる」「駐輪場で隣の自転車にぶつかる」といった場面は十分に考えられます。そんな時にガードがあると安心です。
実際に取り付けたところ、違和感なく車体にフィットし、見た目もすっきりしていることが分かりました。
安心感と見た目の両立を実現する、まさにRAILユーザーのためのカスタムです。
安全メモ:作業は安定した場所で。ホイール固定が甘いまま走行しないこと。自信がなければ販売店に依頼しましょう。
取り付けの前には、まず実際に「MDG-65ディレイラーガード」をリアディレイラー周辺に軽く当ててみて、装着位置や角度を確認しておくと安心です。
このガードは、リアエンドに沿ってしっかりと沿うよう設計されており、RAILシリーズの形状にぴったりフィットします。
初心者の方でも「どこにどう付けるの?」と迷わずに作業を始められるように、まずはこの“仮当て”のステップを行っておくとスムーズに取り付けが進みます。
まずはディレイラーガードを取り付けるために、リアホイールを固定しているスキュワーボルトを緩める作業から始めます。
RAIL ACTIVEでは、5mmの六角レンチを使用してボルトを反時計回りにゆっくりと緩めていきます。
この作業では、固定されているスキュワーを緩めることで、リアディレイラーハンガーとエンド金具の間にMDG-65を取り付ける準備が整います。
スキュワーボルトを緩めたら、ディレイラーガードの取付穴がリアディレイラーハンガーの穴と正しく重なる位置に来ているかを確認します。
この確認作業は、ディレイラーガードがしっかりとフレームにフィットし、ずれなく装着されるために非常に重要なステップです。
RAIL ACTIVEのようにディレイラーハンガーが独立しているタイプでは、取り付け角度や穴位置が合っていないと、変速性能に悪影響を及ぼす可能性があります。
ガードを当てながら、ボルトがスムーズに通ることを確認しましょう。
ここで無理に押し込んだり、位置がずれたまま締めてしまうと、本来の保護機能が十分に発揮されないこともあります。
ディレイラーガードの本体をスキュワーボルトに通したら、次にスキュワー用スプリングを装着します。
このときのポイントは、スプリングの向きと順番を正しく守ることです。
スプリングは、細い方(先端)が内側(ハブ側)を向くように取り付けるのが正解。
間違った向きで装着してしまうと、ホイールの固定がうまくいかず、走行中のトラブルの原因になりかねません。
取り付け前に、再度スプリングの向きと収まり具合を確認しましょう。
スキュワーボルトに「ディレイラーガード → スプリング → ナット」の順番でパーツを組み合わせたら、まずは手で軽く締めておきます。
この時点では完全に締め付けず、**ガードの角度や位置がしっかりとディレイラーを覆っているかを確認するための“仮合わせ”**が目的です。
必要に応じて、ガードがハンガーのラインに沿って自然に沿っているかどうかも見ておきましょう。
本締めの前にこのステップを入れることで、ズレや噛み込みを防ぎ、正しい取り付け精度が得られます。
初心者の方も慌てず、ひとつひとつ順序立てて作業していけば安心です。
ナットを軽く締めたら、ディレイラーガードの角度や位置が正しくディレイラーをカバーしているかを入念にチェックしましょう。
特に注意したいのは、ガードがディレイラーに干渉していないか、エンド金具としっかり平行になっているかという点です。
この段階でのズレや傾きは、後々の変速トラブルや保護性能の低下につながる可能性があります。
ガードが自然なラインでディレイラーの外周を囲むようにフィットしていればOK。
位置が整ったら、このあとしっかりと六角レンチで本締めして作業を完了させます。
本締めの前にこのステップを入れることで、ズレや噛み込みを防ぎ、正しい取り付け精度が得られます。初心者の方も慌てず、ひとつひとつ順序立てて作業していけば安心です。
ディレイラーガードの位置と角度の確認が済んだら、六角レンチを使ってスキュワーボルトをしっかりと本締めします。
ガード・スプリング・ナットが正しく重なっていることを確認しながら、力を入れすぎず、適正トルク(MAX:6Nm)で締めて固定しましょう。
この本締めによって、ディレイラーガードがリアエンドにしっかり密着し、走行中の振動や衝撃にも耐えられるようになります。
締め付けが甘いとガードがズレてしまい、効果を十分に発揮できない場合があるため、ここは確実に作業したい工程です。
最後に、ホイールの固定状態と変速の動作に問題がないか軽くチェックしておくと安心です。
横から見ると、MDG-65ディレイラーガードがリアディレイラーをぴったりと覆うようにフィットしているのが分かります。
車体のシルエットを損なうことなく、自然なデザインで保護性能と美観を両立している点も魅力です。
ガードとリアディレイラーの距離感が適切であれば、変速動作への干渉もありません。しっかりと固定されているかをこの角度からも確認しましょう。
後方から見ると、ディレイラーガードがリアディレイラーの最も飛び出した部分をしっかりと囲っているのが分かります。
この構造により、駐輪時の転倒などに対しても効果的にディレイラーをガードしてくれます。
斜め前方から見た状態では、ガードの曲線がフレームやコンポーネントと調和している様子がよく分かります。
純正ならではの設計精度によって、無理なく自然に装着されている点が見た目からも伝わります。
カスタム感を出さず、あくまで「元から付いていたかのような仕上がり」は、普段使いの自転車にとっても重要なポイント。
街乗りでもスマートに乗りこなせる、そんな印象を与えるアクセサリーです。
取り付け時間も短時間で完了。
初心者でも手軽にDIY可能なメンテナンスです。
取扱説明書を確認すれば、専門知識がなくても問題ありません。
但し、スキュワーナットの締め付けトルク値は必ず守ってください。
装着後は、ガードの位置が正しく合っているか、変速に支障が出ないかを確認してください。
軽く試乗して問題がなければ完了です。
Q:工具を持っていないのですが…
A:2025年モデル「RAIL ACTIVE」モデルの車輪固定はスキュワータイプ(ボルト)なので工具(六角レンチ)がないと取付できませんので別途工具を用意してください。
※その他モデルでクイックレリーズを使用しているモデルならば工具は不要です。
Q:ガードをつけると変速性能が落ちることは?
A:正しく取り付ければ、変速性能に影響はありません。
ディレイラーの保護効果だけを得られます。
Q:見た目が悪くならないか心配です。
A:RAILのスタイリッシュなシルエットにマッチする形状です。
装着後も見栄えに違和感はありません。
Q:落車時、本当に守ってくれるんですか?
A:ガードがディレイラーの出っ張り部分を保護してくれるので、直撃による損傷を大幅に減らすことができます。
転倒一回で朝の通勤が台無し……そんなリスクをたった数分の装着で減らせるのがMDG-65です。
ディレイラーハンガーはフレームを守る“身代わり”の役割を担いますが、そもそも直撃させないことが被害を最小化する最短ルート。
転倒での修理費用や通学・通勤の足を失うリスクを考えると、数千円台のディレイラーガードは“安心の保険”とも言えます。
走行不能や高額な修理リスクを回避できるなら、装着しておく価値は十分にあります。
RAILシリーズを大切に乗り続けたいあなたへ。今こそ、「備えあれば憂いなし」の心で、自転車を守る一歩を踏み出しませんか?
MDG-65(ディレイラーガード)で、安心・安全なサイクルライフを。
今後も、皆様のサイクルライフをサポートするための情報を、これまでに公開した約600記事以上とともに、コスナサイクル公式サイトにて随時発信してまいります。