
クロスバイクやロードバイクに多い「フレンチバルブ」。
見た目が細くて繊細なこのタイプ、最初に空気を入れようとすると「どこに差せばいいの?」「アダプターって必要なの?」と戸惑う方が多いです。
この記事では、フレンチバルブアダプターの正しい使い方と、初心者がつまずきやすいポイントをやさしく解説します。
写真付きで一つひとつの手順を追いながら、「自分で空気を入れられるようになる」までをサポートします。
工具も特別なスキルも不要。
少しの理解と正しい順序で、あなたの愛車はいつでも快適な走りを取り戻します。

フレンチバルブアダプターは、仏式バルブを英式バルブに変換するための小さな金属製の部品です。
これを使用することで、英式ポンプでも仏式バルブに空気を入れることが可能になります。
ただし、正確な空気圧の管理は難しいため、クロスバイクやロードバイクなどのスポーツバイクを本格的に楽しむ場合は、メーター付きの専用フロアポンプの使用をおすすめします。
まず、チューブのバルブキャップを手で回して外します。
バルブの先端にある小さなネジを反時計回りに回して緩めます。
その後、バルブの先端を軽く押して「プシュッ」と空気が抜けることを確認します。
これにより、バルブ内部の弁が開き、空気が入りやすくなります。
緩めたバルブの上から、フレンチバルブアダプターを時計回りにねじ込んで取り付けます。
しっかりと固定されていることを確認してください。
英式ポンプの口金をアダプターに差し込み、しっかりと固定します。
ポンプを操作して、タイヤに空気を入れます。
この際、ポンプに空気圧計が付いていない場合は、タイヤを手で押して適度な硬さになるまで空気を入れてください。
空気を入れ終わったら、ポンプの口金を外し、続いてフレンチバルブアダプターを反時計回りに回して取り外します。
バルブの先端のネジを時計回りに回して締めます。
これにより、空気の漏れを防ぐことができます。
最後に、バルブキャップを元通りに取り付けて作業完了です。

まず初めに、フレンチバルブ口金のバルブキャップを外します。

フレンチバルブ口金上部のネジを緩め、上から押して「プシュッ!」と音をさせます。
この動作によりバルブ口金の中の弁が開き空気を入れる準備ができます。
ついネジは緩めたけど、この一押しをせず空気を入れようとしても全く空気は補充できませんので忘れずに!

緩めたバルブの上から、フレンチバルブアダプターを時計回りにねじ込んで取り付けます。

一般自転車用フロアポンプの先端部をフレンチバルブアダプターに挟みこみます。

ポンプを操作して、タイヤに空気を入れます。
この際、ポンプに空気圧計が付いていない場合は、タイヤを手で押して適度な硬さになるまで空気を入れてください。
正しい一般自転車用フロアポンプの使い方については、こちらコスナブログ記事で紹介していますので参照してください。
今さら聞けない正しい自転車空気の入れ方【一般自転車編】

自転車チューブに空気の補充が完了しましたら、一般自転車用フロアポンプの口金を外し、フレンチバルブアダプターを自転車チューブ口先から取り外します。

フレンチバルブ口金のネジを手で絞め込みます。これにより、空気の漏れを防ぐことができます。

自転車チューブ口金にバルブキャップを取り付けて作業終了です。
フレンチバルブアダプターがあれば、専用ポンプがなくても仏式バルブのタイヤに空気を入れられます。
外出先などで急に空気を補充したいときにも、とても頼もしいアイテムです。
ただし、長期的にはメーター付きの専用フロアポンプを用意することをおすすめします。
正確な空気圧を測ることで、タイヤの寿命を延ばし、パンクのリスクを大幅に減らすことができます。
使用後は、アダプターをバルブ口金にねじ込み、キャップをして自転車に常備しておくと便利です。
アダプターは「応急の助っ人」、そしてフロアポンプは「日常の相棒」。
どちらもあなたの自転車生活を支える大切な存在です。
正しい空気圧管理で、毎日のライドをより安全に、より軽やかに楽しんでください。
詳しくは、こちらのコスナブログ記事で紹介していますので参照してください。
自転車おすすめフロアポンプ「サーファスFP200 AF-T3」の特長と使い方を解説
