小田原の自転車専門店

今さら聞けない正しい自転車空気の入れ方【一般自転車編】

一般自転車用フロアポンプ

正しい自転車空気の入れ方【一般自転車編】

仕事をしていて時々気になっていたのが、お客様の中で「空気入れポンプを貸してください。」とご自分で空気を入れるのは良いのですが、(コスナサイクルでは店頭でのポンプ貸し出しは無料です。)

意外と空気の正しい入れ方を知らない方が多い事です。

そこで基本中の基本であります正しい自転車への空気の入れ方をわかりやすく説明したいと思います。

 

使用する空気入れポンプはコレ。

国産自転車空気入れポンプ 田代

昔からあるこのタイプが一般自転車用空気入れポンプで一番使いやすいですね。

もちろんコスナサイクルでもコレを使用しています。

このポンプは国産の鉄製ですのでしっかりとした作りです。

 

自転車空気入れ手順方法

  1. 自転車用ポンプ口金確認
  2. 英式バルブ用ゴムキャップを外す
  3. バルブ口金にポンプ口金を挟む
  4. ポンプ本体を足で押さえてポンピングする
  5. 空気補充が完了したらポンプ口金を外す
  6. バルブ用ゴムキャップを被せて完了

 

空気入れポンプの口金確認

自転車用空気入れポンプ口金

一般自転車用空気入れポンプの口金はこのように自転車のバルブ口金をはさむタイプが一番使いやすいです。

 

自転車本体のバルブ口金確認

一般自転車バルブ口金キャップ付き

このタイプが一般自転車用のバルブ口金です。

先ずはこのオレンジ色のキャップを外します。

この画像はコスナ採用の国産高品質タイヤ「パナレーサーカスタムタフタイヤ」の肉厚スーパーチューブを使用しているのでオレンジ色のキャップですが、普通は黒色のキャップがほとんどです。

一般自転車バルブ口金

キャップを外すとこのようなバルブ口金になっています。

 

空気の入れかた

自転車空気入れバルブはさむ

空気入れポンプの口金を手で開いて、自転車バルブ口金にしっかり挟んで固定します。

この時きちんと挟んでないと空気を入れても「ス~ス~」と、エア漏れの音がして正しく空気が入りませんので注意してください。

空気入れポンプの短いストローク

空気を実際に入れるのですが、見ていますとここが問題でして・・・多くのポンプを貸し出したお客様がミスをしがちなのが空気を入れる時のポンプのストロークが極端に短い方がほとんどなんです!

これだといくら高速でポンピングしてもエア量は全然入りませんし非効率です。

空気入れポンプの正しいストローク

空気入れポンプの正し入れ方は、ポンプのストロークをある程度長くして本体をしっかり片足で押さえて手だけで入れるのではなく体の体重をかけるようにしてゆっくり最後まで本体に押し込む感じで空気を入れてください。

そうすれば無駄にストローク回数を増やさずに確実に空気を補充することができます。

空気入れから口金を外す

空気の補充が終了したら自転車本体のバルブ口金から空気入れポンプの口金を開いて外します。

空気入れ完了

最後にバルブキャップをはめて作業終了です。

 

空気をいれる間隔はどれくらい?

自転車のタイヤの空気も何もしなければ自然と減ります。

そのままの状態で乗車していたらパンクの発生率は高くなりますし、何より空気が少ない状態ですとタイヤがベコベコして重たくて前に進みにくく不安定になりますので安全に乗れません。

空気を入れる目安は1ヶ月に1回です。

皆さんが思っているよりも意外と空気って抜けているんですよ!

但し空気の入れすぎもダメですよ。

今の時期はまだ良いのですが、夏の時期ですとタイヤの中のチューブが熱膨張をしますので最悪は空気を入れすぎるとチューブを破裂させてしまう事もありますのでご注意を。

自転車のタイヤ空気補充は定期的にみなさん行ってください。

 

投稿者プロフィール

小砂恵三
小砂恵三コスナサイクル店長
宮田工業(現在:ミヤタサイクル)での研修を得て、インショップ形式の自転車店の店長に就任。その後家業を継ぎ自転車のメンテナンス、販売に従事して35年以上。
自転車専門資格として「自転車安全整備士」「自転車技士」「スポーツBAA PLUS」「自転車組立整備士」などを保有。
現在はコーダブルームやパナソニックといったスポーツ自転車から電動アシスト自転車までを幅広くカバーするサイクルショップ、コスナサイクルを運営。