こだわりの自転車組み立て作業「前編」では、自転車の箱の状態からホイールバランス調整までをお伝えしました。
後編ではクロスバイクの組立完成までをお伝えします。
組み立て整備作業「前編」についてはこちらのコスナブログ記事を参照してください。
専用作業台にセットされたクロスバイク。
各ネジ部を一度緩めてネジ部にグリスを塗布します。
これによりネジの固着と錆防止、更にネジの締め付けを一定に保つことができます。
フレームのシートチューブ内側にもグリスを塗布します。
これによりシートチューブ内の湿気、雨水など水の侵入を防ぎまたシートポストの固着を防止します。
シートポストのサドル取付ネジ部にもグリス塗布を行います。
ハンドルバーの角度を調整後、ハンドルステムのネジ部を本締めします。
最後にトルクドライバーを用いてハンドルステムの指定トルク値に合わせます。
自転車ハンドルステムのボルト締め付けの注意事項2点「締め付けの順番とトルク管理」
ブレーキレバーの角度調整作業。
手首に無理なストレスがかからない角度にブレーキレバー角度調整して左右合わせます。
左右ペダル軸部にグリスを塗布して固着防止します。
作業台からクロスバイク本体を下ろしてペダルレンチ工具で締めます。
Vブレーキシューの上下位置調整とブレーキシューに角度をつけるトーイン作業を行います。
トーイン作業を行うことでブレーキ時の「キ~!」となるあの異音を防ぎます。
ブレーキレバーのブレーキケーブル受け分についてます、ブレーキアジャスターネジにもグリスを塗布します。
細かな部分ですが役目も重要ですので固着防止のために。
ブレーキインナーケーブルのタイコと言われる付け根部分にもグリス塗布することで摩擦軽減につながります。
Vブレーキアーチ本体にインナーケーブルを通してブレーキ引き具合を調整します。
長く余ったブレーキインナーケーブルはブレーキ本体に合った長さにカットします。
カットしたブレーキインナーケーブルにエンドキャップをかしめます。
変速レバーの操作しやすい最適な位置にレバーをセットして、変速レバーの作動確認を行います。
フロントディレイラーの位置調整及び変速調整作業。
リアディレイラーの位置調整と変速調整作業。
ペダルを回しながらそれぞれのギヤ位置にスムーズに変速作動するベストな状態に微調整します。
最後に、店長自ら試乗チェックをしてこれでコスナサイクル「こだわりの組立作業」クロスバイク編全て完了です。
コスナサイクルこだわりの自転車組立作業クロスバイク「前編」・「後編」でお伝えしました。
自転車の価格に関わらずその自転車がもつ性能を100%引き出す事が私店長の「こだわりのクロスバイク自転車組み立て作業」です。