コスナサイクルに持ち込まれます他店購入の子乗せ電動アシスト自転車の中には、来店時の修理内容とは別にお客様が気が付かずそのまま使用されていて、当店にて別の修理箇所が判明するケースもあります。
特に、子乗せ電動アシスト自転車などは前または後用チャイルドシートを装着したモデルなので、なおさら毎日使用していても本人が乗車時に違和感を感じなければ気が付かずそのまま使い続けてしまいます。
今回は、そんな修理の中で「自転車スポークが曲がる原因はこれだった!」について説明します。
自転車の車輪のバランスを保つのにとても重要なスポーク(棒状のようなもの)。
このスポークの矢印部分をよ~く見ると同じ位置でそれぞれのスポークが曲がっているの分かりますか!?
これってどうしてこうなるか分かりますか・・・?
このスポークが曲がる原因は、後サークル錠の開錠するのを忘れたまま、あわててスタンドを上げて前進させてしまったために起こるのが原因です。
画像を見て分かると思いますが、後サークル錠がロックされた時に、ちょうど自転車スポークがその箇所で当たってくの字に曲がってしまっています。
そうなんです!
後サークル錠の開錠をつい忘れてしまい何度となく同じことを繰り返してしまことでスポークが曲がってしまっていたんです。
更に見過ごしてしまうと、最後にはスポークの金属疲労が限界を超えて折れてしまいます。
そうなると、車輪のバランスが崩れそのまま放置すると1本また1本と折れてスポーク単品だけの交換では済まなくなり最悪は車輪の組み換え交換にもなりかねません。
子乗せ電動アシスト自転車を愛用されている方の中には、今回のように後サークル錠のカギの開錠を忘れたまま前進させてしまった方いらっしゃるんじゃないでしょうか?
幼稚園や保育園などの送り迎え時には、お子様の乗せ降ろしの安全確認はもちろん、自転車後サークル錠のカギの開錠確認も確認してからスタンドロックを外し乗車してください。
子乗せ電動アシスト自転車を愛用されている皆様、あなたの愛車も一度後輪を確認していただき自転車の車輪が左右に振れていたり、また自転車スポークが曲がっていたり折れていないかご自身で確認してみてください。
不安な方は、定期点検整備の依頼をおすすめします。
もし何か不具合が発見されましたら、そのままのご使用は大変危険ですのでお買上げのお店またはお近くの自転車専門店へご相談くださいませ。