お子様の自転車を兄弟姉妹で乗り継いで使用される方いらっしゃると思います。
お兄ちゃん、お姉ちゃんが補助輪付きから補助輪無しで乗れるようになり、両立スタンドに交換して使用していた幼児自転車を今度はまた、したのお子様が乗り継いで使用する時、よくありますのが補助輪を失くしてしまったり、補助輪がボロボロになったので新品に交換して使用したいなどの修理依頼のご相談です。
また、補助輪をご自分で取付して、その取付方法が間違っているのも見受けられます。
そこで、プロが教える正しい自転車補助輪の取付方法をご紹介します。
自転車補助輪にも12インチ・16インチ・18インチなど各サイズがあります。
補助輪サイズはタイヤサイズに合わせて取付してください。
今回使用します自転車補助輪は汎用性の高い、パルミー 幼児自転車用 補助輪 16インチ用 スライドパック入り です。
パッケージの中には、車輪2個と車輪取付L型軸2本、平ワッシャ4個、割ピン2本、取付金具2個、カバー2個。
L型車軸に平座金(平ワッシャー)をはめます。
ワンポイントアドバイス
この平ワッシャーにも表裏があります。
表面がツルツルした方が表で光沢のない方が裏面になりますので、取り付けるときは光沢の無い裏面が内側(割ピンを通す穴の方)になるようにはめます。
車輪を外側が山のようになる向きではめます。
平ワッシャーをはめて割ピンを軸受け穴に通します。
平ワッシャーは、光沢のある方が外側になるように。
プライヤー工具を使用して割りピンの片方を内側へ曲げます。
ワンポイントアドバイス
割ピンが曲げずらい時は、プライヤー工具の口の開きをスライド(赤印を左から右側へ切り替える)して大きくすれば作業がやりやすいかもしれません。
割ピンの反対側もしっかり内側へ曲げます。
このように割ピンを曲げて車輪を固定します。
イエローカバーの爪を補助車輪の4ヶ所の溝に合わせてはめ込みます。
軽くたたくようにしてはめます。「パン!」と音がすればOK!です。
これで片輪の組立完了です。
左右同じように組付け、これで自転車補助輪の組立完了です。
補助輪取付け金具の裏側です。
このように、L型車軸を補助輪取付け金具にはめ込んみ車体側へ取付けます。
組み付ける順番は、補助輪、泥除けステー、平座金(ワッシャー)、ナットです。
ワンポイントアドバイス
荷台(リヤキャリヤー)が付いている幼児車の場合は、補助輪、泥除けステー、リヤキャリヤステー、平座金(ワッシャー)、ナットの順番になります。
取付け金具のL字部分は、このようにしっかり車体に沿って固定します。
このように、車体と取付金具L字部分に隙間ができますと補助輪を固定してもズレてしまうので気を付けてください。
15㎜レンチ工具を使用して車軸ナットで補助輪を固定します。
取付け作業時は、上から見て左右同じ位置になるように確認してください。
ワンポイントアドバイス
補助輪取付時は、適正空気圧のタイヤの状態で少し左右の補助輪を浮かせて取り付けるのがポイントです。
でも、あまり浮かせすぎるのも良くありません。
浮かせすぎはお子様が接地した時にバランスが崩れて危なくなります。
プロ仕様のホーザン工具の自転車用ハブナットのラチェット式ハブロックナット用レンチ工具です。
ラチェット切替付きで14㎜×15㎜なのでほとんどの自転車ハブナット作業に使用できます。
KTC(京都機械工業株式会社)
コンビネーションプライヤPJ-200
ソフトグリップで握りやすく、プライヤの口の開きを2段階調整できます。
先端部分の歯は三角形状なので、細かいものから太いのもまでつかみやすくなっています。
お子様が乗る自転車だからこそ、安心安全のために補助輪も正しく取り付けて笑顔で元気いっぱい自転車で遊んでもらいたいですね。
こちらのコスナブログ記事にも子供自転車の関連記事がありますので参照してください。
同じ子供自転車でもショップでの組み立て整備作業で差が出るって知ってましたか