電動アシスト自転車のバッテリーは消耗品です。長く使い続けると劣化し、充電間隔が段々短くなったり走行距離が短くなることがあります。パナソニック製の電動アシスト自転車に搭載されているリチウムイオンバッテリーの交換時期について、以下の目安を参考にしてください。
電動アシスト自転車に使われているバッテリーは繰り返しの使用だけでなく、時間経過でも経年劣化します。 したがって、使用回数の少ないものでも年数が経てば経年劣化は進行します。バッテリーの寿命は使用環境や使用頻度により差がありますが、当店コスナサイクルでは概ね約3年~5年で交換されるお客様が多いです。
新品時と比べて明らかに走行距離が短くなった場合、バッテリーが劣化している可能性が高いです。例えば、満充電で以前は40km走れたのに、20kmしか走れなくなった場合は交換を検討しましょう。
バッテリーを交換する際、間違った型番のものを購入してしまうと、取り付けられなかったりする可能性があります。パナソニック電動アシスト自転車の場合、適合バッテリーを確認する方法は3つありますが、必ず①「自転車品番から確認する」で確認してください。理由としては、その他2つの確認方法では取付できないバッテリーが数多くあるためです。
パナソニック電動アシスト自転車の場合、フレームヘッドチューブ部分にモデル品番が記載されていますので、こちらの品番からでも適合バッテリーを確認することができます。
例:上記画像の場合「BE-FD633T2」の内「T2」はカラー品番をさしますので、こちらを除いた「BE-FD633」こちらで確認することができます。
パナソニック電動アシスト自転車のバッテリー本体に記載されている品番をチェックしましょう。
例:上記画像の場合「NKY594B02」が品番で「16Ah」がバッテリー容量として記載されています。
この型番をもとに、適合するバッテリーを探します。
パナソニック電動アシスト自転車専用充電器の裏面に品番が記載されています。
例:赤く囲った箇所に品番があります「NKJ075Z2」この場合は最後の数字(2)を除いた品番で確認します。
パナソニック電動アシスト自転車の公式サイトには、「バッテリー・充電器互換表」がありますのでこちらを使って適合バッテリーを確認します。確認方法は3つから選択できますが、自転車品番により取付できないバッテリーが数多くありますので、必ず「自転車品番から検索」でご確認くださいませ。
バッテリー交換は基本的に簡単ですが、正しく行わないとトラブルの原因になることもあります。安全に交換するための手順を解説します。
適合バッテリーを購入し、充電を行います。新品バッテリーは工場出荷時の状態のため、使用前に満充電するのがおすすめです。
※当店コスナサイクルでは、お客様にお渡しする前に当店にて満充電してからお渡ししております。
取り付け後、電源を入れて正常に動作するか確認します。アシスト機能が正しく働いているか、残量表示がきちんとされているかチェックしましょう。
バッテリーの寿命を延ばすために、以下のポイントを意識しましょう。
バッテリーを完全に使い切るよりも、20~30%程度になったら充電するのが理想的です。リチウムイオンバッテリーは、過放電や過充電を避けることで寿命が延びます。
バッテリーは夏季の高温や冬季の低温(5℃以下)の環境では劣化が早まります。夏場の直射日光や冬場の屋外放置は避け、室内で保管するようにしましょう。
長期間使わない場合でも、バッテリーの劣化を抑えるために、半年に1回は充電器を使い残量が2~3個赤く点灯になるまで充電してから保管してください。
電動アシスト自転車の場合アシストをしてくれるもので、重たいギヤを使用していてもスイスイ走れてしまいますが、この高負荷の状態で使用するとバッテリーの消耗を早めるのはもちろん、駆動部分の各パーツの消耗も早まりますので常に高負荷の状態での走行はできるだけ避けてください。
例えば、
電動アシスト自転車の内装3段変速仕様で、1・2・3の「3」の一番重たいギヤに入れたままで、更にアシスト切替モードが「パワーモード」で一番アシストが強いモードでいつも使用続けるますと、バッテリーが常に高負荷の状態になってしまいます。
これは、バッテリーの消耗を早める原因のひとつになってしまうかもしれません!
内装3段変速も上手に利用して、またアシストモードも走行状況等により切替をして長期間の高負荷運転は避けてください。
こちらのコスナブログ記事を参照してください。
パナソニックの電動アシスト自転車のバッテリー交換時期の目安は3~5年で、走行距離の減少がみられたら適合バッテリーは自転車品番を確認し、公式サイトや自転車購入店または販売店で調べてもらってください。交換は簡単ですが、安全に行うために正しい手順を守りましょう。
また、バッテリーの寿命を延ばすためには、適切な充電管理・保管方法を意識することが大切です。この記事を参考に、快適な電動アシスト自転車ライフを送ってください。