クロスバイクは、通勤や通学、日常の移動手段として人気の高いライトスポーツバイクのひとつです。クロスバイクは軽量で高速走行が可能なため、シティサイクルやマウンテンバイクに比べて非常に機動性が高いのが特徴です。
しかし、クロスバイクにおけるスタンド選びは意外と難しいものです。
軽量でバランスの取れたデザインを求める一方で、オプションパーツでフロントバスケット等を取り付けた場合どうしても駐輪時にはハンドル周りが不安定になりがちです。
そこで今回は、クロスバイクにおすすめな安定感抜群の2本脚「ダブルレッグセンタースタンド」について、その特長や使いやすさについて詳しく解説します。
ダブルレッグセンタースタンドは、名前の通り2本の脚を持つスタンドです。
通常、スタンドは1本足のサイドスタンドが一般的ですが、ダブルレッグセンタースタンドは2本の脚で車体を支えるため、より安定感があります。
GIZAアジャスタブルレッグ センタースタンドは、このダブルレッグスタンドに更に脚のサイズ調整機能も付いてます。最大荷重30kg、本体重量560g、カラーはシルバーとブラックがあります。
このGIZAアジャスタブルレッグセンタースタンドの2本脚の裏側には、脚の長さを調整できるようにいくつもの調整用穴が空いていますので、六角レンチ工具で簡単にご自分の愛車にあった高さを7段階の中で調整ができます。
これにより、ボルト位置を変えることでおおよそ20インチ~28インチまで対応可能です。
地面から取付位置の高さは、275mm~330mm
ダブルレッグセンタースタンドの最大の特長は、何と言ってもその安定性です。
2本の脚で自転車を支えるため、荷物を積んでいても自転車が倒れる心配が少なくなります。
これは特に、フロントバスケットやパニアバッグまたはキャリア等を使用している場合に大きな利点です。
例えば、通勤や買い物で荷物が多いときでも、自転車を安定して停めることができるので、安心して荷物の取り扱いができます。
ダブルレッグセンタースタンドを使用することで、荷物の積み下ろしが非常にスムーズになります。
自転車がしっかりと垂直に立っているため、バランスを崩すことなく荷物を載せたり降ろしたりすることができます。これにより、特に重い荷物を扱う際の負担が軽減すると思います。
ダブルレッグセンタースタンドは、2本の脚が地面に接するため、設置面積が広くなります。
このため、砂利道や不整地など、舗装されていない場所でも安定して自転車を停めることができます。
ダブルレッグセンタースタンドは、使用しないときには両脚を一緒に畳むことができるため、非常にコンパクトに収納できます。また、スタンドを畳んだ際には片足のスタンドと同様に、ペダリングや地面との干渉が少なく、走行中に邪魔になりません。これにより、スタンドを装着していることを忘れてしまうほど自然な感覚でクロスバイクに乗ることができます。
ダブルレッグセンタースタンドの操作は非常に簡単です。
スタンドを立てる際は、スタンドを足で前方にけるようにしてスタンドの2本脚を押し出して立てると2本脚に広がりしっかりと自転車を支えてくれます。また、スタンドを収納する際も片足で簡単に脚を畳むことができ、力をあまり必要としません。これにより、誰でも簡単に操作でききます。
多くのダブルレッグセンタースタンドは、脚の長さが調整可能です。
これにより、自転車のフレームサイズやタイヤの種類に合わせてスタンドの高さを調整することができ、最適な安定性を得ることができます。例えば、クロスバイクに太めのタイヤを装着している場合でも、スタンドの長さを調整することで自転車がしっかりと水平に立つようにすることができます。
ダブルレッグセンタースタンドは、一般的に非常に丈夫で耐久性が高い素材で作られています。アルミ素材が多く使用されており長期間の使用に耐えることができます。
ダブルレッグセンタースタンドは、その機能性だけでなく、デザイン性も非常に優れています。
シンプルで洗練されたデザインが多く、クロスバイクのスタイリッシュな外観を損なうことなく取り付けることができます。
ダブルレッグセンタースタンドを選ぶ際には、以下のポイントに注意して選ぶことが大切です。
ダブルレッグセンタースタンドを購入する前に忘れてならないのが、愛車に取付した場合の地面から取付位置までの高さ範囲の確認です。
例えば当店紹介のGIZAアジャスタブル ダブルレッグ センタースタンド(モデル:CL-KA56)の場合、地面から取付位置までの高さ範囲は275~330mmとなっています。
スタンドの脚の長さが調整できるかどうかも確認しましょう。
タイヤサイズやフレームの形状によっては、スタンドの高さを調整しないと、自転車が傾いてしまうことがあります。調整可能なスタンドを選ぶことで、どんな地形でも安定して自転車を停めることができます。
ダブルレッグセンタースタンドを自分で取り付ける時は愛車にセンタースタンド用取付台座があるか、または台座が無いモデルの場合はフレームと取付金具とのクリアランスなど確認し、必要な工具が揃っているかどうかもチェックしましょう。また、取り付けた後にペダリングや走行に支障がないかを確認することも重要です。
このようにサイドスタンドは付いているんだけど、どうも安定感に不安をお持ちの方
自転車本体にキャリヤ等を付けていて荷物を載せて止める時にふらつき不安定になる方など
とくにスポーツタイプでクロスバイク・街乗り用マウンテンバイクなどの方におすすめです。
また、ちょっとスタイリッシュで機能的なスタンドをお探しの方にもおすすめですね。
この画像のKhodaaBloom(コーダーブルーム)のクロスバイク「RAILレイルシリーズ」には最初からセンタースタンド取付用台座がついていますので取付がスムーズに行えます。これは大変ありがたいですね!
※ご自身で愛車に取り付ける場合には、いくつかの確認事項がありますので必ずお忘れなく確認を。
センタースタンド取付時のフレームと後輪タイヤとのクリアランス確認
フレームにセンタースタンド金具取付時に変速ワイヤーの干渉有無、フロントギヤとの隙間有無など。
自転車のフレーム形状や金具取付時のクリアランス等の具合によっては取付出来ない場合もございます。
このアジャスタブルセンタースタンドにスタンドを交換する時は、最初から付いていますサイドスタンドを先ずは取り外しておいてください。
コーダーブルームのクロスバイクには、センタースタンド取付台座が標準でついてますので、そのままスタンド本体を取付ネジで固定します。
アジャスタブルセンタースタンド取付時は、スタンドを斜めに取り付けてしまいますと左クランクに干渉してしまい危険ですので、必ず干渉していないか確認をしながら作業を行ってください。
取付は簡単!これでアジャスタブルセンタースタンド取付完了です。
スタンドを足で前方にけるようにしてスタンドの2本脚を押し出します。
アジャスタブルセンタースタンドが立ち自転車が安定します。
もしスタンドを立てた時に、後輪の車輪が地面に着いていたり、また後輪タイヤが浮きすぎている場合は脚の長さを再調整してください。
2本脚で立っているセンタースタンドを足で後方に蹴るようにしてたたんでいきます。
広がっていた2本脚のセンタースタンドが徐々に1本脚のようにまとまっていきます。
これで、アジャスタブルセンタースタンドの2本脚もサイドで1本脚のようにおさまり完了です。
2本脚のセンタースタンドは、この他のモデルとしておすすめなのが
スイス・ESGE(エスゲ)社「ダブルレッグスタンド」です。
こちらも安定感抜群の2本脚タイプのアルミ製センタースタンドです。
2種類の取付パーツも附属していますのでもチェーンステーに合わせ幅や角度も調整可能です。
脚の長さ調整は、脚部切断方法での調整になります。
ダブルレッグセンタースタンドは、クロスバイクにとって非常に有用なアイテムです。
その高い安定性、使いやすさ、そしてデザイン性から、日常の移動から長距離のツーリングまで幅広いシーンで活躍します。
自転車に積む荷物が多い場合や、安定して停めたい場所が多い場合には、ぜひダブルレッグセンタースタンドを検討してみてください。
選び方のポイントを押さえ、自分のクロスバイクに最適なスタンドを見つけることで、より快適で安全な自転車ライフを楽しむことができるでしょう。
こちらのコスナブログ記事も参照してみてください。
クロスバイク通勤仕様にしたらダブルレッグセンタースタンドもあると便利