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自転車がパンクする原因5選|意外な落とし穴に注意!

自転車パンクの原因「貫通パンク」

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はじめに:あなたのパンク、同じ原因かもしれません

この記事は、2025年5月22日に最新情報に追記、更新しました。
「自転車がパンクする原因5選|意外な落とし穴に注意!」関する情報を反映しています。

自転車通勤や通学、ちょっとした買い物に出かけた際に「またパンクしてる…」とガッカリした経験はありませんか?実は、自転車のパンクにはよくある典型的な原因が存在します。

しかもその多くは、日頃のちょっとした気配りやメンテナンスで予防できるものばかり。
この記事では、特に見落としやすい5つの代表的な原因と、その対策をわかりやすく解説します。

自転車がパンクする原因5選について

  1. 段差や縁石の衝撃で起こる「リム打ちパンク」
  2. 異物(ガラス・釘など)が刺さる「貫通パンク」
  3. 空気が少ない状態での走行が招く「空気圧不足パンク」
  4. ゴムの寿命が引き起こす「タイヤ・チューブの劣化パンク」
  5. バルブ内部の「虫ゴム」劣化による空気漏れパンク

それでは、自転車がパンクする原因5選それぞれ「原因と対策」について詳しく解説していきます。

① 段差や縁石の衝撃で起こる「リム打ちパンク」

自転車パンクの原因 段差 縁石

パンクの中で最も多い原因のひとつが「リム打ちパンク」です。
段差や縁石を勢いよく乗り越えたときに「バンッ」と衝撃を感じたことはありませんか?そのとき、タイヤとリム(車輪の金属部)にチューブが押しつけられて内部から損傷するのが「リム打ちパンク」です。

このタイプのパンクは、タイヤを外すとチューブに2か所の切れ目が並んでいるのが特徴で、まるでリムで「かじった」ような形に見えることから、こう呼ばれています。

✔︎ リム打ちパンクを防ぐには?

  • 段差やガタガタ道ではスピードを緩めて走行する
  • タイヤの空気圧を十分に保ち、タイヤをつぶれにくくする

ワンポイントアドバイス
乗り方さえ気を付けてもらえば未然に防げるパンクですので、もし段差や縁石等を乗り降りしなければならない時は、速度を十分に落として更に体重移動を上手くすれば防げます。但し、高低差がかなりある場合は、一旦自転車から降りて移動してください。

② 異物(ガラス・釘など)が刺さる「貫通パンク」

ガラス片や金属片、尖った小石などがタイヤに刺さってパンクする原因が「異物パンク」です。見た目では分かりにくいことも多く、知らないうちに穴が空いてしまうこともあります。

特に、タイヤの溝がすり減っていると外部からの異物が侵入しやすく、チューブを貫いてパンクに至ります。

✔︎ 異物パンクを防ぐには?

  • 路肩の砂利道や工事現場付近をできるだけ避ける
  • 雨の後や夜間など視認性の低い場面ではスピードを控える
  • 週に一度はタイヤ表面を軽くチェックし、異物が刺さっていないか確認する

画びょうが刺さった時の対処法

画像のパンクは、画びょうが刺さったまま乗車して「ブツブツ」に穴が何か所も開いてしまってます。
こうなるとチューブ交換になります。

▶やってはいけない事

多くの方がやりがちなのが、画びょうが刺さったままの状態で自転車店に持ち込まれる行為はダメです!

画びょうを抜くと空気が抜けるから抜かないでと思われての行動とパンクの箇所が分かりやすくと思われての行動だと思いますが、それが逆にチューブを「ブツブツ」にしてしまいより酷くなる原因にもなります。

▶画びょうが刺さっていた時は抜く

もし、タイヤ表面を確認して画びょう等が刺さっているのに気が付きましらケガをしないように気を付けて抜いて自転車を押してお持ちください。これが正しい行動です。

③ 空気が少ない状態での走行が招く「空気圧不足パンク」

タイヤの内側でチューブがズレくてクシャクシャな状態

空気が少ないまま自転車を使っていると、タイヤが地面に大きくつぶれてしまい、わずかな段差でも衝撃がチューブに直接伝わってパンクしやすくなります。これが「空気圧不足パンク」です。

また、空気が足りないとタイヤの内側でチューブがずれて摩擦を起こし、**スローパンク(少しずつ空気が漏れる状態)**につながることもあります。

✔︎ 空気圧不足によるパンクを防ぐには?

  • 月に1回を目安に空気を入れ直す(推奨圧はタイヤ側面に記載あり)
  • 指で押してふにゃふにゃしているときは要注意!

④ ゴムの寿命が引き起こす「タイヤ・チューブの劣化パンク」

自転車パンクの原因 タイヤ内側でチューブが擦れてパンク

画像のように、タイヤの消耗による劣化でタイヤの内側がヤスリ目のようになってしまい、チューブが全体にわたりブツブツになってしまうことによるパンクの原因です。

タイヤやチューブはゴム製品のため、経年や紫外線、雨風の影響で劣化します。表面に小さなヒビが入っていたり、タイヤが薄くなっていたりすると、ちょっとした衝撃であってもパンクしやすくなります。

特に、屋外に長期間保管されている自転車はこの劣化が急激に進行する傾向があります。

✔︎ 劣化によるパンクを防ぐには?

  • 目安として、タイヤは3〜4年、チューブは2〜3年で交換
  • 溝が浅くなっていたり、表面に深いヒビが出てきたら交換のサイン
  • 使用しない期間でも、直射日光や雨を避けて保管する

⑤ バルブ内部の「虫ゴム」劣化による空気漏れパンク

自転車虫ゴムが劣化したゴム

「最近、すぐに空気が抜けるようになった」と感じたことがあるなら、虫ゴムの劣化が原因かもしれません。虫ゴムとは、英式バルブに取り付けられている小さなゴムパーツで、空気の逆流を防ぐ役割をしています。

ゴムがひび割れたり、硬化してしまうと空気が漏れ出し、結果として走行中に空気圧が落ちてパンクしやすくなります。

✔︎ 虫ゴムの劣化によるパンクを防ぐには?

  • 虫ゴム不要のスーパーバルブに切り替えるのも選択肢
  • 1年に1度は虫ゴムを交換(安価で簡単にできる)
  • 空気を入れたときに「シュー」と音がするなら交換のサイン

よくある質問(FAQ)

Q1. どの原因が一番多いの?
A:最も多いのは、段差や縁石を勢いよく乗り越えた時に起こる「リム打ちパンク」です。乗り方さえ注意すれば未然に防げるパンクです。

Q2. 空気圧はどのくらいが適正?
A:タイヤの側面に記載されている「BAR」、「kPa」、「psi」が目安です。一般的なママチャリは3気圧〜4.5気圧程度が多いです。

Q3. 自転車専門店で点検してもらう頻度は?
A:年に1〜2回の定期点検がおすすめです。特に長く使用している場合は、ブレーキやチェーンとあわせてプロの整備士のチェックを受けましょう。

まとめ:原因を知って、パンクを未然に防ごう

パンクの穴の開き方をプロが見れば、パンクの原因が分かるのもそうですが、タイヤを外した時にタイヤの内側、チューブの状態も同時に確認していますので、あなたがいつも空気を定期的に補充しているかどうかも分かってしまいます。

自転車のパンクは「突然起こる厄介なトラブル」と思われがちですが、実はその大半が予防可能です。今回ご紹介した5つの原因を把握することで、パンクのリスクを大きく軽減できます。

  • 空気圧はこまめにチェック
  • タイヤの劣化や異物には注意
  • 定期的なメンテナンスで安心・快適な自転車ライフを!

パンクの発生リスク軽減のためにもタイヤが摩耗していたら高品質なタイヤへの交換をおすすめします。

自転車パンクに関するコスナブログ関連記事についてはこちら

数ある自転車パンク関連のコスナブログ記事の中から3つだけ選んでみました。

小田原で自転車のパンク修理ならコスナサイクルへ一度ご来店してみてください

自転車空気圧が低い状態で乗っているとチューブが擦れて削れる

一般自転車タイヤ交換の目安はこの部分を見れば分かる

今後も、皆様のサイクルライフをサポートするための情報を、これまでに公開した約600記事以上とともにコスナサイクル公式サイトにて随時発信してまいります。

投稿者プロフィール

小砂恵三
小砂恵三コスナサイクル店長
宮田工業(現在:ミヤタサイクル)での研修を得て、インショップ形式の自転車店の店長に就任。その後家業を継ぎ自転車のメンテナンス、販売に従事して35年以上。
自転車専門資格として「自転車安全整備士」「自転車技士」「スポーツBAA PLUS」「自転車組立整備士」「BAAアドバイザー」などを保有。
現在はコーダブルームやパナソニックといったライトスポーツ自転車から電動アシスト自転車までを幅広くカバーするサイクルショップ、コスナサイクルを運営。