小田原の自転車専門店

「自転車漕いでて重たい原因は?」ハブ軸調整ナットの締め付けすぎ!

自転車後輪ハブ軸シャフトの回転具合を手で確認

タイヤ交換時に判明する原因とは?

コスナサイクルでは他店購入車の一般自転車修理依頼も大歓迎ですので、皆様より数多くの修理依頼をお持ちいただきますが、その中でもタイヤチューブ交換の依頼時に「アレッ!」と思う事を感じることが多々あります!

それは、

車輪のハブ軸シャフト部が硬く締めすぎているために、シャフトが重くて車輪がスムーズに回転しない事です!

お客様に「車輪が重く感じませんでしたか?」とお尋ねしても、ほとんどのお客様は、そのこと(車輪がスムーズに回転していない事)に気が付かずそのまま乗車していらっしゃる方が多いですね!

多分、購入時からこんなものなのかな?と思われて使用されていたのも分かりずらい要因ですね!

 

前輪ハブ軸の回転が硬くて重い

車フロントハブ軸シャフトの回転具合を手で確認

コスナサイクルでは、タイヤチューブ交換依頼の時に、確認する作業のひとつにこの「ハブ軸シャフトの回転具合」のチェックがあります。

こちらは前輪のハブ軸シャフトですが、本来なら手で回してもスムーズにシャフト軸が回転するのですが・・・?

これは、ハブ軸シャフト部の締めすぎが硬く、手で回しても重く、やっと回転するぐらいで更にハブ内部のベアリングがゴリゴリした感じになっていました!

これでは、いくら漕いでも重く前へ進みにくかったと思います。

 

前輪ハブ軸の回転を再調整

自転車フロントハブ軸調整

専用スパナ工具を使用して、硬くて重いハブ軸シャフト部の調整作業を行います。

この作業は実は、かなり繊細な作業でして、回転部分のベアリングの当たり具合調整、ハブ軸調整で緩めすぎますと今度はハブ軸に微妙にガタが出てしまいますし、個体差もありますので、その辺はプロの技と熟練の感覚でベストな状態に仕上げます。

車フロントハブ軸シャフトの回転具合を手で確認

再度、ハブ軸調整後を手で回して確認です。

今度は手で回してもスムーズに回転して軽~くなりました!

 

今回は、修理ご依頼のお客様がいらしたのでハブ軸シャフトの調整前と調整後を実際、お客様の手で回して比べていただいたのですが、あまりの回転の違いに「びっくり!」されていました!

 

後輪ハブ軸も前輪と同じくハブ軸が硬くて重い

自転車後輪ハブ軸シャフトの回転具合を手で確認

後輪もタイヤチューブ交換で、シャフト部の回転を手で確認してみましたら・・・?

前輪と同じく重くて手で回すのが大変!

 

後輪ハブ軸の回転を再調整

自転車後輪ハブ軸シャフト硬さ調整

後輪のハブ軸もシャフトの回転調整作業を行います。

ベアリングのガタつき調整、ハブ軸シャフトの回転具合などべストな状態にこちらも調整。

 

タイヤチューブも交換

自転車フロントタイヤ交換 パナレーサーカスタムタフ

前輪のタイヤチューブ交換、もちろんタイヤは国産の耐摩耗強化タイヤの「パナレーサーカスタムタフ」

自転車修理で使用するタイヤはお店により違います!

自転車後輪タイヤ交換 パナレーサーカスタムタフ

後輪も同じく、国産のハイグレードタイヤ「パナレーサーカスタムタフ」を使用

もちろん、以前ブログ記事で紹介しましたコスナサイクルの「自転車タイヤ交換時の暗黙のルールとは」を守って作業をしています。

 

修理前の自転車

一般自転車前後タイヤチューブ交換依頼

修理前は、車体の汚れも結構目立っていましたが・・・

 

修理後の自転車

一般自転車前後タイヤチューブ交換作業終了

修理後の前後タイヤチューブ交換と前後ハブ軸調整により車輪の回転もスムーズに!

更に車体の汚れも落としてキレイになりました!

 

まとめ

自転車を漕いでいて重たく感じた時は、お早目にご相談くださいませ。

コスナは、あなたの街のサイクルドクターでもあります。

 

投稿者プロフィール

小砂恵三
小砂恵三コスナサイクル店長
宮田工業(現在:ミヤタサイクル)での研修を得て、インショップ形式の自転車店の店長に就任。その後家業を継ぎ自転車のメンテナンス、販売に従事して35年以上。
自転車専門資格として「自転車安全整備士」「自転車技士」「スポーツBAA PLUS」「自転車組立整備士」などを保有。
現在はコーダブルームやパナソニックといったスポーツ自転車から電動アシスト自転車までを幅広くカバーするサイクルショップ、コスナサイクルを運営。