ロードバイク、クロスバイク等のスポーツバイクに乗られる方の空気入れは一般自転車用のポンプと違いバルブ口金が違いますのでスポーツバイク用のメーター付き専用フロアポンプが必需品になります。
一般自転車の適正空気圧が3気圧に対しロードバイク、クロスバイク等の空気圧はタイヤにもよりますが5~10気圧とかなりの高圧になります。
コスナサイクルでもスポーツバイク用フロアポンプを店頭でお貸しするのですが、お客様の中には空気の入れ方が全く分からない方、自分の自転車の指定空気圧も知らずにただ空気を入れる方などが見られます。
他店購入店で多分何も取扱い説明を受けてないんだと思います。
正しい自転車空気の入れ方を覚えて安全に乗ってください。
ロードバイク・クロスバイク等のスポーツバイクにはメーター付きフロアポンプを使用します。
今回使用するフロアポンプは、コスナサイクルでも使用しているserfas(サーファス)FP-200SEです。
サーファスFP-200SEフロアポンプは大型空気圧メーターがポンプ上部に付いてますのでとても見やすいです。目盛は内側がbar表示で何気圧か表示し外側の目盛はpsi表示になります。
仏式(フレンチバルブ)・米式(シュレッダーバルブ)対応のバルブで切り替えなしで使えます。
細長いタイプは仏式(フレンチバルブ)になります。
先ずは黒色のバルブキャップを外します。
仏式(フレンチバルブ)口金はこのように上部がネジになってます。
仏式(フレンチバルブ)に空気を入れるには、最初にバルブ口金上部のネジをある程度緩めます。
緩めが足らないと空気が上手く入りませんので注意してください。
よく間違えたたやり方で多いのがこの「ネジを緩める」作業をせずに空気を入れる事です。
これだとまったく空気は入っていきません。
次に、緩めた上部ネジを上から指で押してください。
この時エアが抜ける音(プスゥ~)がします。
この音がしない時はチューブ中の弁が開いてないのでこれも空気が入りません。
バルブ口金のネジを緩めたら、フロアポンプの口金をしっかりチューブ口金の奥まで差し込み、レバーを上にしてロックします。
ポンプ口金を差し込むと現在の空気圧が表示されます。
この場合はbar表示が6気圧でpsi表示が90psiです。
次にタイヤ指定空気圧を確認します。
必ずタイヤサイドに表示されていますので確認を忘れずに。
このタイヤの場合は、MAX(最高)8.3BAR(120PSI)と表示されていますのでこの表示以下で空気を入れてください。
但し、同じタイヤでも体重により乗り心地の感じも変わりますので自分の体重にあった指定空気圧範囲で設定してください。
このポンプの場合はメーター外側に赤色の▼マーク印の箇所がありますので任意の空気圧位置に外側を回せば設定できますので目安になります。
今回のタイヤはMAX8bar/120PSIでしたので約7bar(気圧)約100PSIで空気圧設定しました。
空気圧を設定したら、フロアポンプベース部をしっかりと足で押さえて、ストロークを長くして手だけで入れようとせず、体の体重を利用しフロアポンプ本体に押し込むようにして空気を入れていきます。
赤い▼で設定した空気圧をメーターで確認して数値がその位置に来たら空気補充完了です。
フロアポンプ口金のロックレバーを下に押し戻して解除して、ゆっくりチューブ口金から抜きます。
フロアポンプレバー解除でこのように抜きます。
この時に強引に強く引き抜いたりすると場合によってはチューブ口金のネジ部を曲げてしまいますので注意してください。
チューブ口金のネジ部を手で締めてください。
最後にチューブ口金にバルブキャップをして空気入れ完了です。
ここでよくあるのがバルブキャップを強く締めすぎてバルブキャップ上部に穴を空けてしまう方がいますので締めすぎには注意してください。
空気入れの目安はスポーツバイクの場合は1週間に1回、長距離走行をしたり、レースに参加したりする場合もありますのでその都度自分が気になった時に早めに空気確認をして補充してください。
チューブの素材によっては高性能なのですがその分空気が数日でかなり抜ける物もありますので、ご自分が使用するチューブ素材の確認もお忘れなく。
サーファスフロアポンプのFP-200SEの最新モデルはロングストローク仕様になって更に使いやすくなっています。
カラーは全部で6色