この記事は、2025年4月28日に追記・更新しました。
「自転車ハンドルの高さ調整で劇的に変わる!乗りやすさ・疲れにくさの秘訣とは?」について反映しています。
街中で走行している自転車を見ていると時々、自転車の乗車姿勢で乗りずらそうな感じな方を見受けられます。
その原因のひとつが、乗車されている方の自転車ハンドル高さ位置が合っていない可能性が高いです。
「最近、自転車に乗っていると肩が凝る」「長距離を走ると腰が痛くなる」――そんなお悩み、ありませんか?
実はそれ、ハンドルの高さが合っていないせいかもしれません。
ハンドルの高さは見た目以上に重要で、体にかかる負担や快適さ、安全性までも左右します。プロのレーサーだけでなく、毎日の通勤や買い物で自転車に乗る一般の方にも大きな影響があるんです。
今回は、そんな自転車のハンドル高さ調整の重要性とその具体的な方法、そして実際に調整したことで得られるメリットを、わかりやすく丁寧にご紹介します。
電動アシスト自転車、シティサイクルやママチャリなど一般的自転車などは、ハンドル位置が低すぎると、前傾姿勢がきつくなり、首や肩、腰に負担がかかります。特に通勤や通学などで毎日自転車を使う方は、その積み重ねが慢性的な疲労につながることも。
逆に高すぎると、ハンドル操作が不安定になり、長時間乗ると腕に負担が集中してしまいます。
適切な高さに調整されていないと、ハンドリング(操作性)が悪くなります。たとえば、急なカーブでハンドルが重く感じたり、ブレーキ操作にも少なからず影響してきます。
姿勢が悪いと、前方の視野が狭くなってしまい、事故のリスクも高まります。実は安全性の確保にも、ハンドルの高さ調整は密接に関わっているのです。
「では、どの高さが自分にとってベストなの?」と思う方も多いですよね。以下は目安です。
自転車の種類や体格、乗り方によって正解は変わりますが、「楽に乗れる」「長時間乗っても疲れにくい」と感じる高さが、あなたにとってのベストポジションです。
今回は、一般自転車を使ったハンドル高さ調整方法を画像を使い解説していきます。
スポーツバイク(クロスバイク)については、こちらコスナブログ記事で紹介していますので参照してください。
スポーツ自転車ハンドルがガタガタした時の「アヘッドステム」調整方法
自転車ハンドル高さ調整方法は、ハンドルステムと言われる部品の一番上についているネジを六角レンチ工具で緩めます。
使用する六角レンチ工具のサイズは、ほとんどが6㎜サイズで大丈夫ですが、中にはサイズが違う場合もありますので確認を忘れずに。
六角レンチ工具でハンドルステムのネジを緩めるときは反時計回りに回してネジを緩めるように。
ハンドルステムは、本体の下に付いています斜めになったウスが引き上げ棒とつながっていてネジを締め付けることで上に上がり、ハンドルステムを固定します。
ですので、ハンドルステムネジを緩めると斜めのウスが段々と下がりハンドルステムが緩む構造です。
もし、ハンドルステム上部のネジを緩めても動かないときは、錆ついているか、ハンドルステムの下部にある「ウス」と言う部分が固着しているため動かないときがあります。
その時は、六角レンチ工具の頭の部分をハンナ―等で叩くとネジ部が下がり調整ができるようになります。
※工具を滑らせフレームを傷つけないように注意してください。
それでも全く動かないときは潤滑スプレーをハンドルステムとヘッド固定部の隙間にスプレーして時間を置いてから再度ハンドルステムの上部ネジを緩めてからしっかり手で持ち左右に動かしてみてください。
自転車ハンドルステムには、限界線が必ず入っていますので、その範囲内で高さ調整をしてください。
この画像の場合は、ステムに縦にラインが入っている場所が限界線です。
この限界線以上にハンドルを高くしてしまうと危険ですので注意してください。
安価な自転車や他店購入車での修理依頼でハンドル位置調整の際、確認すると多いのがこの部分にグリスを塗布されてないことです!
グリスを塗布せずに組付けてしまうとわずかな隙間からの雨水の侵入や錆が原因で固着してしまいステムが緩みにくくなってしまいます。
そのため、当店では必ずハンドルステムにはグリスを塗布しています。
自分にあったハンドルステム高さ調整ができましたら六角レンチ工具でしっかりネジを時計方向に回して締めます。
これで、一般自転車ハンドル高さ調整完了です。
サドルとのバランスが崩れていないか?
ブレーキレバーの位置は使いやすいか?
試乗してハンドリングに違和感はないか?
調整に自信がない方、ステムの形状が特殊な方、あるいは「なんとなく不安…」という方は、ぜひお近くの自転車専門店にご相談してみてください。
特にコスナサイクルでは、お客様の体格・用途・ライフスタイルに合わせた最適な調整を提案しています。
ハンドルの高さは、見落としがちな部分ではありますが、「快適さ」「疲れにくさ」「安全性」すべてに関わる非常に重要なポイントです。
もし、愛用の自転車で乗りずらさを感じていましたら、ハンドル高さを調整するだけでも操作性は向上し乗りやすさ倍増ですよ。
ブレーキレバーの握り幅を調整すると更に快適に安全に操作できます。
詳しくはこちらコスナブログ記事を参照してください。
自転車ブレーキレバー調整機能があれば手の小さい方でも操作しやすくなる
こちらは、柄の長さもあり力も入れやすいです。