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ブレーキレバーが遠くて操作しづらい…手の小さい方でも快適になる調整ガイド【自転車整備の基本】

ドライバーでブレーキレバーの握り調整中

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「指が届かない」「力が足りない」その悩み、ブレーキレバーの調整で解決できます!

この記事は、2025年6月28日に最新情報を追記・更新しました。
「ブレーキレバーが遠くて操作しづらい…手の小さい方でも快適になる調整ガイド【自転車整備の基本】」に関する事を反映しています。

自転車に乗る際、ブレーキレバーが遠くてうまく握れないと感じたことはありませんか?特に手の小さい方やお子さま、ご高齢の方にとって、ブレーキ操作が難しいと感じることがあります。しかし、電動アシスト自転車、シティサイクル(ママチャリ)、クロスバイク、子供用自転車など、自転車のモデルによっては、ブレーキレバーの開き幅を調整する機能が備わっており、これを活用することで操作性を向上させることが可能です。本記事では、ブレーキレバーの調整方法や、コスナサイクルでの実践事例、よくある質問への回答を通じて、安全で快適な自転車ライフをサポートします。

ブレーキレバーが握りにくい原因

市販されている自転車の多くは、成人男性の手のサイズを基準に設計されています。そのため、手の小さい方やお子さま、ご高齢の方にとっては、ブレーキレバーが遠く感じられ、操作しづらいことがあります。このような状態では、急な停止が必要な場面で十分なブレーキ力を発揮できず、危険を伴う可能性があります。

ブレーキレバーの調整機能とは

多くの自転車には、ブレーキレバーの開き幅を調整する「リーチアジャスト機能」が備わっています。この機能を活用することで、レバーの位置を手前に調整し、手の小さい方でも無理なく操作できるようになります。調整方法は自転車の種類やメーカーによって異なりますが、一般的にはドライバーや六角レンチを使用してネジを回すことで調整が可能です。

自転車ブレーキレバーの開きを比較

ブレーキレバーの開き調整後

こちらは、ブレーキレバーを何も調整していない時です。

ブレーキレバーとグリップの間隔は標準設定になります。

ブレーキレバー調整後

こちらは、ブレーキレバーの握りしろ調整後です。

ブレーキレバーとグリップとの間隔を少し狭くしました。わかりますか?

自分でできる調整方法

必要な道具

  • プラスドライバーまたは六角レンチ(自転車の仕様による)

調整手順

  1. ブレーキレバーの根元にある調整ネジを確認します。
  2. ネジを回して、レバーの位置を手前に調整します。
  3. 実際にレバーを握って、操作しやすい位置か確認します。
  4. 調整後、ブレーキの効き具合をテストし、安全性を確認します。

※調整後は必ず試乗し、ブレーキの効き具合を確認してください。不安がある場合は、専門店での調整をおすすめします。

実際のブレーキレバー握りしろ調整方法(画像付き)

ブレーキレバー調整中

ドライバーでブレーキレバーの握り調整

ご自分で先ずブレーキレバーを握ってみて、レバーが遠く感じたり握りづらい時には、握りしろを調整してください。

この調整は電動アシスト自転車でも有効です。

ブレーキレバー調整完了

ブレーキレバー調整後手で握る

ブレーキレバー握りしろの調整後は、ブレーキレバーの開き具合が設定前と比べ手前にありますので、初動時のブレーキ操作も楽にスムーズに行えるようになります。

ブレーキレバー調整後の注意点

ブレーキレバーの握りしろ調整ですが、1点だけ注意事項があります。

ブレーキレバーの握りしろの間隔を狭くしますと、合わせてブレーキワイヤーケーブルも引っ張られますので場合によっては、ブレーキがいつも効いた状態になってしまうことがあります。

この場合は、ブレーキワイヤーケーブルの張り具合の再調整も必要になりますので、もしご自分での調整が不安な時は、お近くの自転車専門店にご相談ください。

コスナサイクルの整備事例

コスナサイクルでは、お客様一人ひとりの手のサイズや握力に合わせて、ブレーキレバーの調整を行っています。納車前の整備段階で、最適なレバー位置に調整することで、購入後すぐに快適な操作性を実感いただけます。また、購入後の点検や再調整も承っており、安心して自転車をご利用いただけるようサポートしています。

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よくある質問(FAQ)

Q1. すべての自転車で調整できますか?
A. 一部の自転車では調整機能がない場合があります。

Q2. 自分で調整するのは難しいですか?
A. 比較的簡単ですが、ブレーキの効きに影響するため、不安がある場合は自転車専門店での調整をおすすめします。

Q3. 調整後の効果はどの程度ですか?
A. 数ミリの調整でも、操作性が大きく向上することがあります。実際に多くのお客様から「握りやすくなった」との声をいただいています。

Q4. 他店で購入した自転車でも調整してもらえますか?
A. はい、承っております。お気軽にご相談ください

まとめ:調整であなたの自転車ライフがもっと快適に

ブレーキレバーが遠くて操作しにくいと感じる方は、調整機能を活用することで、安全性と快適性を向上させることができます。コスナサイクルでは、お客様一人ひとりに合わせた調整を行い、安心して自転車をご利用いただけるようサポートしています。お気軽に店舗までご相談ください。

こちらのコスナブログ記事も参照してください。

知っているようで知らない「正しい自転車ブレーキのかけ方」一般自転車編

今後も、皆様のサイクルライフをサポートするための情報を、これまでに公開した約600記事以上とともにコスナサイクル公式サイトにて随時発信してまいります。

投稿者プロフィール

小砂恵三
小砂恵三コスナサイクル店長
宮田工業(現在:ミヤタサイクル)での研修を得て、インショップ形式の自転車店の店長に就任。その後家業を継ぎ自転車のメンテナンス、販売に従事して35年以上。
自転車専門資格として「自転車安全整備士」「自転車技士」「スポーツBAA PLUS」「自転車組立整備士」「BAAアドバイザー」などを保有。
現在はコーダブルームやパナソニックといったライトスポーツ自転車から電動アシスト自転車までを幅広くカバーするサイクルショップ、コスナサイクルを運営。