小田原の自転車専門店

12段変速の最新シマノSLX(M7100シリーズ)への組替え作業

12段変速仕様のシマノSLX&XT

12段変速にカスタマイズのご依頼

お世話になっていますオーナー様から11段変速から12段変速に進化した最新のシマノSLX(M7100シリーズ)へのカスタマイズのご依頼での組替え作業を紹介します。

 

シマノXT&SLXへの組替え用部品

シマノSLX12段化への各部品

12段仕様にカスタマイズするために揃えた各部品

上段右側から

シマノSLX シングル用クランクセットFC-M7100-1(ギア別)

シマノSLX 右シフティングレバーSL-M7100R

シマノSLX リアディレイラーRD-M7120-SGS

下段右側から

シマノデオーレXT スプロケットCS-M8100-12(10-51T)

シマノSLX チェーンリングSM-CRM75(34T)

シマノSLX チェーンCN-M7100(クイックリンク仕様)

シマノSLX プレスフィット・ボトムブラケットBB-MT800-PA

 

各部品取外し作業

シマノSLX12段化へカスタマイズ前のメリダビックナイン

先ずは各部品の取外し作業です。

FASクランクのクランクキャップを外さないで外していく

標準仕様のFSAクランクを取り外していきます。

このFSAクランクを外すときは注意点があります。

それは、

クランクキャップを外さずそのままの状態で六角レンチを使用してクランクネジを緩めて外すことです。

メリダビックナインのシマノプレスフィットBBを専用工具で抜く

シマノプレスフィットのボトムブラケットはシマノプレスフィット専用取外し工具を使用して反対側からプラスチックハンマーで叩いて圧入してあるボトムブラケットを左右抜きます。

 

メリダビックナインのプレスフィットBBを抜いた状態

プレスフィットBBを外すとこんな感じです。

フレーム内装ケーブルカバーはとトルクスレンチを使う

メリダのこのモデルは、フレーム内装タイプのケーブル仕様ですので先ずはトルクスレンチを使用してケーブル金具を取り外します。

メリダビックナインのケーブル固定用の内装用金具

取り外したケーブル止め金具は上下で六角レンチを使用して固定されていますのでこちらも緩めてからケーブル交換作業を行います。

その他交換が必要な箇所の部品を取り外していきます。

 

部品組付け作業

シマノプレスフィットBBを専用工具で圧入する

シマノプレスフィット専用取付工具を使用して部品をボトムブラケットに圧入します。

 

圧入したシマノBB-MT800-PA

シマノプレスフィットBB左右の圧入完了。

シマノXT12段51Tスプロケット

12段変速に進化したスプロケット

歯数は10-51Tです。

51Tは実際見ると本当に「デカい!」ですよ。

 

リアスプロケットのビフォーアフター

メリダビックナイン標準の11段45Tスプロケット

 

12だ変速化したリア駆動部分

 

シマノSLXリアディレイラー M7100

リアディレイラーもSHIMANO SHADOW RD+で静かなドライブトレインを

スタビライザーのON/OFFスイッチ付でONに切り替えることでチェーンの暴れを制御

シマノSLXシングルM7100クランクセット

 

12段対応のシマノSLXシフトレバーM7100シリーズ

素早いレバーアクセスと軽快な操作を行う12段専用SLXシフトレバー

12段対応のリア完組ホイール シマノWH-MT620

リアホイールも12段変速対応のシマノ完組ホイールに交換

 

12段変速にカスタマイズ完了

12段変速のシマノSLXにカスタマイズしたメリダビックナイン

これで最新の12段変速システムに!

E様ありがとうございました。

シマノSLX(M7100シリーズ)の詳細はこちら

 

投稿者プロフィール

小砂恵三
小砂恵三コスナサイクル店長
宮田工業(現在:ミヤタサイクル)での研修を得て、インショップ形式の自転車店の店長に就任。その後家業を継ぎ自転車のメンテナンス、販売に従事して35年以上。
自転車専門資格として「自転車安全整備士」「自転車技士」「スポーツBAA PLUS」「自転車組立整備士」などを保有。
現在はコーダブルームやパナソニックといったスポーツ自転車から電動アシスト自転車までを幅広くカバーするサイクルショップ、コスナサイクルを運営。