まず、ブレーキシューの役割について簡単に説明します。ブレーキシューは、自転車のホイールリムと接触して摩擦を生み出し、車輪を停止させるための部品です。ブレーキシューの性能が低下すると、制動力が不足し、安全に停止することが難しくなります。そのため、ブレーキシューの状態を定期的にチェックし、必要に応じて交換することが重要です。
電動アシスト自転車の安全性と快適な走行を保つためには、適切なブレーキシューを選ぶことが重要です。
最近、前輪用ブレーキレバーを握るとブレーキの効きが悪く滑るような感じがしたら前輪ブレーキシューが摩耗している可能性が高いので早めの交換がおすすめです。
その時、自転車ならどのブレーキシューを選んでも同じと思っていませんか?
電動アシスト自転車は重量もありますので制動力はとても大事ですので最適な商品を選ぶ事が重要です。
また、電動アシスト自転車に使用されているリムの材質によりアルミ製とステンレス製リムの2種類がありますので、それぞれのリムに合ったブレーキシューを選ぶことも必要です。
今回は、パナソニック電動アシスト自転車におすすめなブレーキシュー3種類を紹介します。
※スポーツモデルのゼオルトシリーズ、マウンテンバイクスタイルの「ハリヤ」などに使用されているVブレーキシューは除きます。また別の機会がありましたらご紹介します。
ブレーキシューの選び方について、以下のポイントに基づいて解説します。
アルミ製リムはシルバーの艶消しで光沢が無い感じです。
ステンレスリムは光沢があります。
画像のブレーキシューはパナソニック電動アシスト自転車用純正ブレーキシュー3種類です。
それぞれのブレーキシューの違いについて説明していきます。
パナソニック電動アシスト自転車用ステンレスリム用純正ブレーキシュー
品番:NBC062FF
ブレーキゴム上部にはシューの取付向きを進行方向に向かって「→」で表示しています。
ブレーキゴムの色は黒色です。
パナソニック電動アシスト自転車用純正ブレーキシューはブレーキをかけた時の音鳴りがしにくい「SILENT SHOE(サイレントシュー)」仕様でR/Lの表示が付いてます。
パナソニック電動アシスト自転車用アルミリム用純正ブレーキシューには2種類あります。
ブレーキゴムの色はアルミリム用はどちらもシルバーです。
パナソニック電動アシスト自転車アルミリム用に多く採用されている純正ブレーキシューです。(子乗せモデル除く)
品番:NBC063FF
パナソニック電動アシスト自転車子乗せモデル「ギュットシリーズ」などに採用されている純正ブレーキシュー
品番:NBC064FF
こちらのブレーキシューには角度調整スペーサーが付いていますのでそれぞれ(スペーサー&ナット)向きや取付向きがありますので、自分で取り付ける時は間違えないように注意してください。
ブレーキシューの交換時期は、使用状況や走行距離によって異なりますが、一般的な目安として以下のポイントを参考にしてください。
ブレーキシューは、溝の残りが1mmになるまえに交換しましょう。
ブレーキをかけた際に、以前よりも止まりにくくなったと感じた場合はブレーキシューの交換時期かもしれません。
これは、ブレーキシューの摩耗が進み、リムとの接触面が減少していることが原因です。
ブレーキをかけた際に異音が発生する場合も、ブレーキシューの交換を検討すべきです。
異音はブレーキシューが摩耗しブレーキシューの減りが偏ったり、異物が挟まっていることが原因で発生する場合もあります。
こちらのブレーキシューは(株)吉川製作所のBAA対応一般自転車用ブレーキシュー(アルミリム用とステンレスリム用)です。
当店コスナサイクルでは、パナソニック電動アシスト自転車には、純正の「サイレントブレーキシュー」を採用しています。
詳しくは、こちらコスナブログ記事を参照してください。
一般自転車ブレーキシュー2種類の見分け方「アルミ」と「ステンレス」リムの違い
こちら(株)吉川製作所のBAA対応緑色ブレーキシュー(アルミリム用)は、BAA対応赤色ブレーキシューに比べ耐摩耗性に優れたブレーキシューですが、当店コスナサイクルではパナソニック電動アシスト自転車には、純正の「サイレントブレーキシュー」を採用しています。
電動アシスト自転車のブレーキシューを選ぶ際には、ブレーキの種類、素材、メーカーの推奨、互換性などを考慮することが重要です。適切なブレーキシューを選ぶことで、安全性と快適な走行を確保し、長期間にわたって自転車を楽しむことができます。また、定期的なメンテナンスと共に、ブレーキシューの摩耗具合なども気を付けて安全のためにも早めの交換をおすすめします。