小田原の自転車専門店

OGKカブト「マーマル」は普段使いにおすすめ?マグネットバックルの使い方と特長を紹介

OGKカブトの自転車用ヘルメット「マーマル」。マットオフホワイトの丸みのある側面デザインと小さなつば。

自転車用ヘルメットを選ぶとき、デザインだけでなく、毎日の着脱のしやすさも気になりませんか。

一般的な差し込み式バックルでは、あごの下で留め具を合わせる操作を少し面倒に感じることもあります。

そんな日常の使いやすさに配慮した自転車用ヘルメットが、OGKカブトの「MARMAL(マーマル)」です。

丸みのあるカジュアルなデザインに加え、マグネットの力を利用して留められるバックルを採用しています。

今回は、小田原の自転車専門店「コスナサイクル」が、実物を操作して感じた使いやすさを交えながら、マグネットバックルの留め方・外し方、サイズ選び、お手入れ方法、安全上の注意点をご紹介します。

OGKカブト「マーマル」はどんなヘルメット?

OGKカブトの「マーマル」は、街乗りや買い物など、普段の生活で使いやすいデザインと機能を備えた自転車用ヘルメットです。

特長は、やさしい丸みのある外観と、着脱のしやすさに配慮したマグネットバックルです。

丸みのあるデザインと普段着に合わせやすい外観

マーマルは、全体に丸みを持たせたシルエットが印象的なヘルメットです。

前方には小さなつばがあり、一般的なスポーツタイプのヘルメットとは異なる、落ち着いた雰囲気に仕上がっています。

OGKカブトの自転車用ヘルメット「マーマル」。マットオフホワイトの丸みのある側面デザインと小さなつば。
OGKカブト「マーマル」のマットオフホワイト

光沢を抑えたマット仕上げと、やわらかな色合いの組み合わせは、普段着にも合わせやすい印象を受けます。

前方斜めから撮影したOGKカブト「マーマル」。丸みのあるマットオフホワイトの外観と小さなつば。
前方から見ると、マーマルの丸みのある形状と小さなつばがよくわかります

カジュアルな服装を好む女性の方はもちろん、スポーティーすぎないヘルメットを探している方にも、選択肢のひとつになるデザインです。

ただし、デザインの好みや頭へのフィット感は人によって異なりますので、見た目だけでなく、実際にかぶって確認することが大切です。

マーマルのサイズ・重量・価格・安全規格

マーマルの基本仕様は次のとおりです。

項目仕様
メーカーOGK KABUTO(オージーケーカブト)
商品名MARMAL(マーマル)
メーカー希望小売価格7,920円(税込)
サイズS/M
頭周の目安55〜58cm
参考重量270g
安全規格CE(EN1078)
カラー全6色

※価格・仕様はメーカー公表情報に基づきます。重量は参考値です。

カラーは、マットオフホワイト、マットブラック、マットブルーグレー、マットミントグリーン、マットピンクベージュ、マットブラウンの6色です。

普段の服装や自転車のカラーに合わせて選べることも、日常使いのヘルメットとしてうれしいポイントです。

なお、頭周55〜58cmはあくまで目安です。購入前には試着して、自分の頭の形に合うことを確認しましょう。

マーマルのマグネットバックルはどう使う?

マーマルの大きな特長が、マグネットの力を利用して留められるバックルです。

一般的な差し込み式とは操作方法が異なり、タブを引いて外せる構造になっています。

実物を操作してみると、留めるときも外すときも扱いやすく、普段使いのヘルメットに向いていると感じました。

ただし、着脱のしやすさと、確実に固定されていることは別です。使用時には正しい操作と固定状態の確認が欠かせません。

マグネットバックルの留め方

マーマルのマグネットバックルは、左右の留め具を近づけると、磁力によって引き寄せられ、固定される仕組みです。

OGKカブト「マーマル」のマグネットバックルを左右に分離し、留め具の形状を示した写真。
マーマルのマグネットバックルを外した状態。左右の留め具を近づけて固定する構造です

一般的な差し込み式バックルのように、留め具の先端を差し込み口へ合わせて押し込む操作とは異なります。

実際に操作してみると、バックル同士を近づけることで、スムーズにロックできる点が便利だと感じました。

毎日使うヘルメットだからこそ、こうしたちょっとした着脱のしやすさは、使い勝手に関わる部分だと思います。

ただし、磁力でバックル同士が引き寄せられただけでは、確実に固定されたとは限りません。

バックルを近づけて固定する際に「パチン」という音がします。

あごの下などの皮膚を挟まないよう注意し、装着後はあごひもを左右に引いて、バックルが容易に外れないことを確認してください。

タブを引いて外す方法

マーマルのバックルを外すときは、留め具に付いているタブを引きます。

マーマルのマグネットバックルを留めた状態。取り外し用の黒いタブが上部に付いている様子。
マグネットバックルには取り外し用のタブが付いています。外す際には、このタブを引いて操作します。

タブを指でつまんで引っ張ると、バックルを外せます。

OGKカブト「マーマル」のマグネットバックルで、指を使って黒いタブを引き、取り外す操作を示した写真。
バックルのタブを指で引いて取り外す様子

実際に使ってみると、タブを引くだけで迷わずスッと外せる点は、使いやすいと感じました。

あごの下で留め具を探りながら複雑な操作をする必要がなく、外し方がわかりやすいところも魅力です。

使用前に実際の留め具を確認し、正しい操作方法に慣れておくとよいでしょう。

装着後に必ず確認したいバックルの固定状態

マグネットバックルは着脱しやすい構造ですが、安全に使用するためには、装着後の固定確認が欠かせません。

バックルを留めた後に、あごひもを左右に引っ張り、容易に外れないことを確認してください。

固定が不完全な状態では、転倒時などにバックルが外れるおそれがあります。

便利な機能だからこそ、毎回の装着時に固定状態を確かめる習慣を大切にしましょう。

普段使いに便利なマーマルの機能と工夫

マーマルには、マグネットバックル以外にも、頭へのフィット感や日常のお手入れを考えた機能が備わっています。

後頭部のダイヤル式アジャスターや、取り外して洗える内装パッドも、購入前に確認しておきたいポイントです。

頭に合わせて調整できるダイヤル式アジャスター

マーマルの後頭部には、フィット感を調整するためのダイヤル式アジャスターが付いています。

ダイヤルを回すことで、後頭部を支える部分の締め具合を調整できます。

OGKカブト「マーマル」の後頭部にあるダイヤル式アジャスターを、指で回して調整する様子。
後頭部のダイヤルを回してフィット感を調整します

ダイヤルを左に回すと緩み、右に回すと締まります。

最初にダイヤルを適度に緩めてヘルメットをかぶり、前側を手で押さえながら締め具合を調整します。

締め付けすぎないよう注意し、調整後にヘルメットが大きくぐらつかないことを確認してください。

また、アジャスターには上下3段階の位置調整機能も備わっています。

こちらはダイヤルによる頭周の調整とは別の機能で、後頭部を支えるアジャスターの角度を変更する仕組みです。

位置を変更する際は無理に引っ張らず、メーカーの取扱説明書に従って操作してください。

髪の毛がダイヤル部分に絡まないよう注意することも必要です。

なお、ダイヤルで締め具合を調整できても、すべての頭の形に対応できるわけではありません。ヘルメット本体の形状が合っているかは、試着で確かめましょう。

取り外して洗える内装パッドと洗い替え

ヘルメットを日常的に使用していると、内側のパッドには汗や皮脂などが付着します。

マーマルは、内装パッドを取り外してお手入れできる構造になっています。

OGKカブト「マーマル」のヘルメット内側。黒い内装パッドとベージュのあごひもが取り付けられた状態。
マーマルの内側には、頭に触れる部分に内装パッドが取り付けられています。

内装パッドには、前頭部に取り付けられたフロントパッドと、頭頂部に取り付けられたトップパッドがあります。

これらは面ファスナーで固定されており、ゆっくり引くことで取り外せます。

マーマルのヘルメット内側から、黒い内装パッドを手で取り外している様子。
内装パッドは面ファスナーで固定されています。

取り外す際は、面ファスナー部分を傷めないよう、無理な力を加えず丁寧に作業しましょう。

さらに、マーマルには洗い替え用の内装パッドセットが同梱されています。

OGKカブト「マーマル」に付属する、交換・洗い替え用の黒い内装パッド3点を並べた写真
マーマルには洗い替え用の内装パッドセットが付属しています。

標準装備のパッドを洗っている間は、付属の洗い替え用パッドを使えるので、毎日ヘルメットを使う方にはありがたい点です。

メーカー指定のお手入れ方法は、35℃以下の水またはぬるま湯に、ごく少量の洗髪用シャンプーまたは家庭用中性洗剤を加え、やさしく手もみ洗いする方法です。

洗った後は十分にすすぎ、乾いた布などで水気をやさしく取り除いて、直射日光を避けた風通しのよい場所で陰干しします。

完全に乾いたことを確認してから、所定の位置へ正しく取り付けてください。

ベージュのあごひもと髪型に配慮した設計

マーマルのあごひもには、肌の色になじみやすいベージュカラーが採用されています。

落ち着いた配色は、ヘルメット全体のやわらかな雰囲気にも合っています。

また、後頭部には、結んだ髪をヘルメットの外へ出すことを考慮した設計が採用されています。

髪を後ろで結ぶ方にとっては、ヘルメット選びの際に確認したいポイントです。

ただし、髪型や結ぶ位置によって使い勝手は異なりますので、普段の髪型で試着すると判断しやすくなります。

さらに、ヘルメット後部にはリフレクター(反射材)も備わっています。

夜間などに後方から車のライトが当たると光を反射し、ドライバーに自分の存在を知らせる助けになります。

ただし、リフレクターだけで安全を確保できるわけではありません。暗い時間帯には、自転車のライトを適切に使用することも大切です。

購入前に確認したいサイズ選びと安全上の注意点

マーマルのデザインや機能が気に入っても、自分の頭に合わなければ、適切に使用することはできません。

購入前にはサイズ表示だけでなく、実際の装着状態と安全上の注意事項を確認しましょう。

55〜58cmは目安、購入前の試着が大切

マーマルのサイズはS/Mで、対応する頭周の目安は55〜58cmです。

ただし、この範囲に入っていても、必ずしも頭の形に合うとは限りません。

人によって頭の幅や前後の形状は異なり、同じサイズ表記でも装着したときの感覚には違いがあります。

後頭部のダイヤルで締め具合を調整できても、ヘルメット本体の形が合っていなければ、適切なフィット感が得られない場合があります。

購入前には、できるだけ実際に試着して無理な圧迫感がないか、反対に大きすぎてぐらつかないかを確認してください。

自分の頭に合ったヘルメットを選ぶことは、デザインや機能と同じくらい大切です。

正しいかぶり方とあごひもの調整

ヘルメットは、正しい位置にかぶり、あごひもを適切な長さに調整することが重要です。

前から後ろにかけて水平になるようにかぶり、ヘルメットの先端が眉毛のすぐ上に来るようにします。

前側が大きく持ち上がり、額が広く見えるようなかぶり方では、正しい位置で装着できていません。

また、あごひもはバックルを留めた状態で、あごの下に人差し指が入る程度の長さに調整します。

耳の下にある「あごひも調整具(アジャストロック)」の位置も、顔の側面に合うよう調整してください。

あごひもが緩すぎると、転倒時などにヘルメットがずれたり、脱げたりするおそれがあります。

マグネットバックルと医療機器に関する注意事項

マーマルを検討する際には、マグネットバックルに関する重要な注意事項があります。

マーマルのバックルは磁力を利用しているため、ペースメーカー、植込み型除細動器、補聴器などの医療機器に影響を与える可能性があります。

そのため、OGKカブトでは、該当する医療機器を使用している方には、マグネットバックルを採用していないモデルを選ぶよう案内しています。

マーマル付属の注意書き。マグネットバックルがペースメーカー、植込み型除細動器、補聴器などに影響する可能性について記載されている。
マグネットバックルに関するメーカーの注意書き

着脱のしやすさはマーマルの魅力ですが、すべての方に適した機能というわけではありません。

購入を検討する際には、こうした注意事項も必ず確認してください。

また、ヘルメットは大きな衝撃を受けると、外観に目立った傷がなくても内部の衝撃吸収材が損傷している場合があります。

大きな衝撃を受けたヘルメットは、安全のため再使用しないでください。

さらに、OGKカブトでは、ヘルメットの有効期限を購入後3年間とし、異常が見られなくても3年以内の買い替えを推奨しています。

頭を守るための大切な装備だからこそ、正しく装着するだけでなく、日頃の取り扱いや使用期間にも気を配りましょう。

OGKカブト「マーマル」はどんな方におすすめ?

マーマルは、普段の服装に合わせやすいデザインと、着脱やお手入れのしやすさを重視する方に検討していただきたいヘルメットです。

ただし、頭の形に合うことと、安全上の注意事項を確認することが、選ぶための前提となります。

通勤・買い物などの日常使いを考えている方

通勤や買い物など、日常生活の中でヘルメットを自然に取り入れたい方にとって、デザインは選ぶ際の大切な要素です。

マーマルは、丸みのある形状と落ち着いたカラーが特長です。

スポーツタイプの外観が少し苦手という方も、実物を見比べてみると、自分の好みに合うか判断しやすくなります。

着脱のしやすさやお手入れを重視する方

マグネットバックルによる着脱のしやすさも、マーマルを選ぶ理由のひとつです。

実際に操作した際、留めるときのスムーズさと、タブを引いてスッと外せる感覚は、実際に操作して便利だと感じた部分でした。

また、後頭部のダイヤル式アジャスターが付いていることや、洗い替え用の内装パッドが付属していることも普段使いでは見逃せない機能です。

着脱のしやすさ、お手入れのしやすさ、デザインの好みなど、自分が大切にしたいポイントと照らし合わせて選んでみてください。

なお、マグネットバックルを採用したヘルメットでも、モデルによって操作方法は異なります。

コスナブログでは、バックルを上下にずらして外すタイプのOGKカブト「CANVAS-URBAN MG」についても、実物写真を使って紹介しています。

関連記事:マグネットバックルを採用した自転車ヘルメット「CANVAS-URBAN MG」

毎日使うヘルメットだからこそ、自分に合った使いやすさを大切に

自転車用ヘルメットは、万が一のときに頭を守るための大切な装備です。

それと同時に、毎日の生活の中で無理なく使い続けられることも、選ぶ際には大切な要素だと思います。

OGKカブトの「マーマル」は、丸みのある、やわらかな印象のデザインと、実際に操作して便利だと感じたマグネットバックルが特長のヘルメットです。

とはいえ、着脱のしやすさだけで選ぶのではなく頭へのフィット感や正しい装着方法、安全上の注意事項もあわせて確認しましょう。

自分の頭に合い、普段の生活にもなじむヘルメットを選ぶこと。

それが、無理なくヘルメットを着用し続けるための大切な一歩ではないでしょうか。

投稿者プロフィール

小砂恵三
小砂恵三コスナサイクル店長
宮田工業(現在:ミヤタサイクル)での研修を得て、インショップ形式の自転車店の店長に就任。その後家業を継ぎ自転車のメンテナンス、販売に従事して35年以上。
自転車専門資格として「自転車安全整備士」「自転車技士」「スポーツBAA PLUS」「自転車組立整備士」「BAAアドバイザー」などを保有。
現在はコーダブルームやパナソニックといったライトスポーツ自転車から電動アシスト自転車までを幅広くカバーするサイクルショップ、コスナサイクルを運営。