ドイツ・FELT(フェルト)のマルチロードバイクカテゴリーのVRシリーズの一部モデルに採用されているメカニカルディスクブレーキシステム(機械式)がREVER MCX1です。
このREVER MCX1ディスクキャリパー本体の優れている所は、通常油圧式ディスクブレーキに採用されています対向ピストン方式がメカニカルディスクブレーキ(機械式)ワイヤー引きタイプのREVER MCX1に採用されていることです!
自転車本体はスルーアスクルなので車輪を外すときは六角レンチ工具で外してください。
ディスクローターも汚れていますので、イソプロピルアルコールを使用してローターの汚れを拭き取ります。
REVER MCX1の場合、ディスクブレーキパッドを取り外す時は先ずは、ブレーキパッド取付ネジ裏側に付いていますストッパー金具を取り外します。小さな金具ですので外す時にどこかへ飛ばして無くさないように注意してください。
六角レンチ工具でディスクブレーキパッド取付ネジを緩めます。
今まで使用していたディスクブレーキパッドを取り外します。
ディスクキャリパー本体の内側の汚れも拭き取っておきます。細かなところは綿棒等を使って作業します。
REVER MCX1のディスクブレーキシステムは、シマノフラットマウント対応ですので、ブレーキパッドもシマノフラットマウント対応のブレーキパッドが適合します。
シマノディスクブレーキパッド(フラットマウント対応)をREVER MCX1キャリパー本体に取り付けます。
ディスクキャリパー本体のディスクパッド取付ネジを締め、ネジの裏側に先程取り外したストッパー金具を取り付けます。
フロントスルーアスクルを六角レンチ工具で締め付けて車輪を固定します。
REVER MCX1ディスクブレーキのパッド調整部のネジは2重構造になっています。外側が4㎜で内側が3mmです。ですので、ブレーキパッド調整作業の時は、必ず内側の3mmネジでの調整作業になります。
画像のように3mm六角レンチを差し込みと奥まで工具が貫通しているのがわかりますでしょうか。
この部分のネジを締め込むことでブレーキパッドが押し出されます。
画像の金属部分が少し押し出されているがわかりますでしょうか。
REVER MCX1のブレーキ調整方法には、注意する点があります。間違えないように作業してください。
ブレーキ調整を行う時は必ず3mm六角レンチ工具で使用してください。
画像にもありますように、3mmと記載され矢印の方にネジを締めるとパッドが押し出されるようになっています。
先程もお伝えしましたが、このMCX1は、対抗ピストンになっていますので、左右それぞれブレーキパッド調整を工具を使用して行ってください。
内側も外側のブレーキパッド調整ネジと同じように3mm六角レンチ工具を使用してパッドの押し出し位置を調整します。
ブレーキレバーを握りブレーキクリアランス調整を確認します。
後輪も同じように作業をしてREVER MCX1ディスクブレーキパッド交換作業終了です。
REVER MCX1メカニカル・ディスクブレーキは対向ピストンですので、パッド交換以外のブレーキクリアランス調整も左右それぞれの調整ネジで微調整作業を行ってください。