自転車の後輪タイヤは駆動部分でもあり、また荷台などが付いていますと荷物を積んだりして荷重がかかりそれにより前輪よりタイヤの消耗も早くなります。
そこで、24インチ・26インチ・27インチのママチャリと呼ばれている一般自転車後輪のタイヤチューブ交換方法を今回は、全3回に分けて紹介します。
先にお伝えしておきますが、この作業は簡単そうに見えて見た目以上に難易度は高い作業だと思いますので、作業に不安な方は安全・安心のためにもプロにお任せを。
作業専用台に自転車を固定し、車輪を浮かせた状態で後輪ハブ軸ナットを15mmボックスレンチを使用して緩めます。
ハブ軸ナットを緩めたら、リヤキャリヤステーとドロヨケステーを後輪シャフト軸から外します。
この時、後で取り付ける事も考えて外す順番を覚えておいてください。
お客様の中には、ご自分で後輪タイヤ交換作業をしてこの順番を間違えて入れる方もいますので注意を!
後輪ブレーキケーブルを10㎜レンチ工具で緩めて取り外し、ブレーキケーブルの先端に付いている保護用エンドキャップをプライヤー等の工具を使用して取り外してください。
後輪ブレーキ本体と車体を固定しているナットを緩めて取り外します。
後輪ブレーキがローラーブレーキなら10㎜レンチ工具で表側のボルト又は裏側のナットがともまわりしないように押さえながら緩めます。
バンドブレーキ又はサーボブレーキの場合は8㎜レンチ工具2本を又はプラスドライバー等を使用して取り外します。
後輪からリヤキャリヤーステー、ドロヨケステー、両立スタンドと順番に取り外したら、チェーンケースのカバー用ネジをプラスドライバーを使い緩めて取り外します。
このネジは意外とサビで固着して硬く締まっている場合もありますので、取り外す時は力を入れすぎてネジ山をなめないように注意してください。
ネジが硬い時は、潤滑スプレーをネジの隙間に浸透させて時間を置いてから緩めてみてください。
チェーンカバーを取り外し、ペダルをまわして、チェーンジョイント箇所を見つけます。
チェーンジョイントを先の細い工具等を使用して取り外します。
ワンポイントアドバイス
チェーンジョイント部を取り外す時は、チェーンの張りを少しだけチェーン張り調整ネジを緩めて作業した方がスムーズにチェーンジョイントが取り外せます。
チェージョイント部分が外れたら、チェーンがチェーンケース内部に入らないように、針金等を利用して仮止めしておくと作業がスムーズに行えます。
車体から後輪をゆっくりずらして取り外せば、これで先ずは後輪取り外し作業の終了です。
自転車後輪タイヤ交換方法の第2回「タイヤ交換偏」と最終回「後輪取付偏」はこちらを参照してください。
プロが教える!自転車後輪タイヤ交換方法 第2回「タイヤ交換編」
プロが教える!自転車後輪タイヤ交換方法 最終回「後輪取付編」