電動アシスト自転車の場合、一般自転車と比べ重量がありますので、効率よく作業を行うには専用のリペアスタンドが必要になります。
そこで今年4月に導入したホーザン最新リペアスタンドC-751昇降装置付の自転車用整備スタンドが大活躍!
これなら電動アシスト自転車なども軽い力で持ち上げれ作業もスムーズ!
シマノ内装3段には2つのモデルがありまして、ベルクランクタイプともうひとつが強化ハブタイプです。
今回の電動アシスト自転車後輪タイヤ交換方法は「シマノ内装3段強化ハブ」仕様のパナソニック電動アシスト自転車での作業となります。
専用リペアスタンドにセットして後輪が浮いた状態のパナソニック電動アシスト自転車の後輪車軸のナットをレンチ工具を使用して緩めます。
ナットを緩めキャリヤーステーとドロヨケステーを取り外すと進行方向の左側には、周り止めワッシャー(白色)がありますのでこれも外してください。
反対側の進行方法の右側にも周り止めワッシャー(銀色)がありますのでこちらも取り外してください。
ワンポイントアドバイス
左右色違いの周り止めワッシャーはそれぞれ左右専用ですので、取り付ける時に色を間違えないように注意してください。
ローラーブレーキのワイヤーケーブルを10mmレンチ工具を使用してナットを緩めて外します。
エンドキャップ金具もプライヤー等の工具を使用して外します。
車体とローラーブレーキ本体と止めている金具のナットを10㎜レンチ工具2本を使用して緩めて取り外します。
チェーンケース後部の取り付けネジをプラスドライバー工具を使用してネジを緩めます。
ネジを緩めたら、チェーンケース後部を取り外します。
次に、チェーンケース本体を止めているネジ2ヶ所をプラスドライバー工具を使用して緩めます。
ちょっとコツがありますが、チェーンケース本体を外します。
ワンポンとアドバイス
取り外す時は、右側クランクの位置をチェーンケースの取り外しやすい位置に動かして知恵の輪のような感じでずらしながら外して行きます。
チェーンが見えたら、パナソニック電動アシスト自転車の場合、テンションプーリーが付いているモデルの場合この部分を六角レンチ工具で取り外します。
テンションプーリーを取り外すとチェーンがこのようにたるみます。
シマノ内装3段グリップシフトの数字を「1」に合わせます。
ケーブルユニット差込口からケーブルユニットを取り外します。
ここもちょっとコツが必要になります。
ケーブルユニットが外れたら、カセットジョイント部のプーリー切欠け部にはまっているインナー取り付けワッシャーの二面幅部をずらして外します。
ここもチョッとコツが必要です。
ワンポイントアドバイス
シフトケーブルを外す時に、ワイヤー誘導用のスリッド部の位置も確認してから取り外してください。
本体からゆっくり後輪を外します。
これで、パナソニック電動アシスト自転車のシマノ内装3段強化ハブ仕様の後輪タイヤ交換方法・前編終了です。
電動アシスト自転車の後輪タイヤ交換作業の前編では、タイヤを車体から取り外すまでの作業を紹介しましたが、一般自転車より作業工程が増えます。
またメーカー等やモデル等の違いによって作業内容も異なりますので作業に不安な方はプロに任せてご自身で行わないでください。