自転車の駆動方法は、一般的にチェーンが多いですが、ベルトドライブ機構の駆動方法を使用しているモデルもあります。
ベルトドライブの自転車は、チェーンに比べ踏み込んだ感覚がソフトで音が静かな点と、チェーンのように定期的に注油をする必要が入りませんでメンテナンスが楽で油による汚れ等がつきません。
今回、ベルトドライブ自転車の後輪タイヤ交換「前編」・「後編」に分けてお伝えいたします。
作業用専用台にセットして作業開始です。
ベルトドライブ自転車には、内装3段変速付きのモデルも多く後輪を外す最初の作業として内装3段ケーブルワイヤーを取り外します。
内装3段グリップシフトの数字を「1」に合わせます。
後輪にハブ軸の中に納まっている3段変速用プッシュロッド(細い棒のようなもの)を指で押し込みます。
指で押えながら、マイナスドライバー等を使用して3段金具に引っ掛けてあるケーブルワイヤーの先をずらして取り外します。
左右のハブ軸ナットをレンチ工具を使用して緩めて取り外します。
ブレーキ本体及び、ケーブルワイヤー止めナットも工具を使用して緩めて取り外します。
チェーンケースのネジ3ヶ所をプラスドライバー工具を使用して緩めて取り外します。ネジは前側の上と下、後側に1か所です。
各部品を取り外し、チェーンカバーを取り外すとご覧のようにベルト全体が見えます。
チェーン引きナットをスパナ工具を使ってベルトのテンションを緩めます。
ワンポイントアドバイス
この時、スパナの緩めた回転数を覚えておきますと後で取り付け作業時に同じ回転数で締めますとベルトテンションが同じテンションに設定できます。
ベルトテンションを緩めたらベルト本体をギヤから取り外します。
ベルトが外れましたらゆっくり車体から後輪を取り外します。
これで、ベルト自転車後輪タイヤ交換「前編」終了です。
こちらのコスナブログ記事を参照してください。
ベルトドライブ自転車に限らず後輪タイヤ交換方法作業の時など、組付け直す事を最初から考えて各部品の取り外し時にスマホ等で画像保存しておきますと、後での作業確認もでき間違いなく部品の組付けが出来て安心できると思いますのでおすすめします。
後編はこちらのコスナブログ記事を参照してください。