小田原の自転車専門店

内装3段付ベルトドライブ自転車の後輪タイヤチューブ交換方法「前編」

ベルトドライプ自転車後輪タイヤ交換作業開始

ベルトドライブ自転車

自転車の駆動方法は、一般的にチェーンが多いですが、ベルトドライブ機構の駆動方法を使用しているモデルもあります。

ベルトドライブの自転車は、チェーンに比べ踏み込んだ感覚がソフトで音が静かな点と、チェーンのように定期的に注油をする必要が入りませんでメンテナンスが楽で油による汚れ等がつきません。

今回、ベルトドライブ自転車の後輪タイヤ交換「前編」・「後編」に分けてお伝えいたします。

 

内装3段ケーブル取り外し

ベルト自転車の3段変速用プッシュロッド取り外し作業

作業用専用台にセットして作業開始です。

ベルトドライブ自転車には、内装3段変速付きのモデルも多く後輪を外す最初の作業として内装3段ケーブルワイヤーを取り外します。

ベルト自転車3段の変速数字を1にする

内装3段グリップシフトの数字を「1」に合わせます。

ベルト自転車3段のプッシュロッドを指で押し込む

後輪にハブ軸の中に納まっている3段変速用プッシュロッド(細い棒のようなもの)を指で押し込みます。

ベルト自転車3段ケーブルをマイナスドライバーを使って外す

指で押えながら、マイナスドライバー等を使用して3段金具に引っ掛けてあるケーブルワイヤーの先をずらして取り外します。

 

各部ナットを外す

ベルト自転車ハブナット取り外す

左右のハブ軸ナットをレンチ工具を使用して緩めて取り外します。

ベルト自転車のブレーキ本体ネジを外す

ブレーキ本体及び、ケーブルワイヤー止めナットも工具を使用して緩めて取り外します。

ベルト自転車のチェーンカバーを外す

チェーンケースのネジ3ヶ所をプラスドライバー工具を使用して緩めて取り外します。ネジは前側の上と下、後側に1か所です。

 

ベルトを取り外す

ベルト自転車のベルト

各部品を取り外し、チェーンカバーを取り外すとご覧のようにベルト全体が見えます。

ベルト自転車のチェーン引き緩める

チェーン引きナットをスパナ工具を使ってベルトのテンションを緩めます。

 

ワンポイントアドバイス
この時、スパナの緩めた回転数を覚えておきますと後で取り付け作業時に同じ回転数で締めますとベルトテンションが同じテンションに設定できます。

ベルト自転車のベルト取り外す

ベルトテンションを緩めたらベルト本体をギヤから取り外します。

 

ベルト自転車後輪取り外し完了

ベルト自転車の後輪取り外し完了

ベルトが外れましたらゆっくり車体から後輪を取り外します。

これで、ベルト自転車後輪タイヤ交換「前編」終了です。

 

工具の使い方

こちらのコスナブログ記事を参照してください。

まとめ

ベルトドライブ自転車に限らず後輪タイヤ交換方法作業の時など、組付け直す事を最初から考えて各部品の取り外し時にスマホ等で画像保存しておきますと、後での作業確認もでき間違いなく部品の組付けが出来て安心できると思いますのでおすすめします。

後編はこちらのコスナブログ記事を参照してください。

投稿者プロフィール

小砂恵三
小砂恵三コスナサイクル店長
宮田工業(現在:ミヤタサイクル)での研修を得て、インショップ形式の自転車店の店長に就任。その後家業を継ぎ自転車のメンテナンス、販売に従事して35年以上。
自転車専門資格として「自転車安全整備士」「自転車技士」「スポーツBAA PLUS」「自転車組立整備士」などを保有。
現在はコーダブルームやパナソニックといったスポーツ自転車から電動アシスト自転車までを幅広くカバーするサイクルショップ、コスナサイクルを運営。