小田原の自転車専門店

プロが教える!内装3段変速付ベルトドライブ自転車の後輪タイヤチューブ交換方法「後編」

ベルト自転車のベルトはめ込み完了

ベルト自転車タイヤ交換「後編」

前回、ベルトドライブ自転車後輪タイヤ交換方法「前編」としてベルトを外しタイヤを車体から取り外すまでの作業を紹介しましたので、今回「後編」としてタイヤ取付後の組付け完了までの作業を行います。

プロが教える!内装3段変速付ベルトドライブ自転車の後輪タイヤチューブ交換方法「前編」は、こちらのコスナブログ記事を参照してください。

 

後輪タイヤ・チューブ交換作業

こちらのコスナブログ記事を参照してください。

 

後車輪取り付け

ベルト自転車チェーン引きの向き

後輪のタイヤチューブ交換作業が終わりましたら、後輪を車体に戻して組付けます。

その最初の確認作業として、チェーン引き(ベルトの張りの調整用金具)の向きに注意して組付けてください!

ワンポイントアドバイス
チェーン引きの向きは、画像のように内側が平らな面になるように左右取り付けてください。自己流でご自分で交換作業をされる方の多くはこのチェーン引きの向きを間違えて逆に取付されている方が多いですので注意してください。

ベルト自転車後車輪を車体にはめる

このように、後車輪を車体にはめ込みます。

ベルト自転車のベルトをギヤにはめる

緩んだ状態のベルト本体が後フリーにかみ合っているのを確認してから、フロントギヤにゆっくりベルトをはめ込んでいきます。

最初は手で軽くギヤの溝に少しはめてから、クランク部分を回してベルトをはめていきます。

手を挟まないように注意してください。

ベルト自転車のベルトはめ込み完了

ベルトをはめ込んだ状態です。

ベルト自転車後輪ブレーキ取付

後輪ブレーキ本体を仮止めしておきます。

ベルト自転車回り止め金具をはめ込む

車体左側にスタンドを取り付けた後に、ハブ軸周り止め金具をはめ込みます。

この時金具の爪が確実にスタンド取付の溝にはまるように取付てください

 

ベルトの張り調整

ベルト自転車のチェーン引き緩める

チェーン引き金具のネジをレンチ工具を使い締めてベルトの張り具合を調整していきます。

この時、「前編」でもお伝えしましたが、同じベルトテンションで良ければナットを緩めた時の回転回数を覚えておくと、締め付ける時はその分を回してあげれば同じベルトテンションになります。

ベルト自転車のベルトの張り確認

ベルトの張り具合を確認します。

また、ベルトの張り具合はメーカーまたはモデルにより調整具合が変わりますので、愛車のメーカーサイトでご確認してください。

ベルト自転車ハブナット締める

左右の後輪ハブナットをレンチ工具で締め付けます。

ベルト自転車後輪ブレーキケーブル調整

先程、仮止めしていたブレーキ本体を締め付けて固定をし、ブレーキケーブルワイヤーを調整して固定します。

 

内装3段ケーブル取付

ベルト自転車内装3段用ワイヤーケーブルをマイナスドライバーで金具にはめ込む

後輪ハブ軸の貫通した穴にプッシュロッド(細い棒のようなもの)を差し込み、3段用金具にマイナスドライバーを使用して、ケーブルワイヤー先端の部分を内側へはめ込みます。

ベルト自転車内装3段ケーブル取り付け完了

画像のように、内装ケーブルワイヤーの頭部分が金具にしっかりはまっています。

 

最後にチェーンケースカバーを取付て完了

ベルト自転車のチェーンカバーを取り付ける

カバーのネジ3ヶ所をプラスドライバーを使い締めて固定します。

ベルト自転車後輪タイヤ交換完了

これで、ベルトドライブ自転車の後輪タイヤ交換作業全て完了です!

 

まとめ

ベルトドライブ自転車の後輪タイヤ交換作業も一般自転車同様多くの部品を取り外し取付調整作業を行いますので、慣れない方はお近くの専門店へご相談くださいませ。

 

投稿者プロフィール

小砂恵三
小砂恵三コスナサイクル店長
宮田工業(現在:ミヤタサイクル)での研修を得て、インショップ形式の自転車店の店長に就任。その後家業を継ぎ自転車のメンテナンス、販売に従事して35年以上。
自転車専門資格として「自転車安全整備士」「自転車技士」「スポーツBAA PLUS」「自転車組立整備士」などを保有。
現在はコーダブルームやパナソニックといったスポーツ自転車から電動アシスト自転車までを幅広くカバーするサイクルショップ、コスナサイクルを運営。