子供用自転車のサドル固定方法には3つの方法があります。
ナット止め、六角ネジ止め、それとクイックレバーです。
ナット止め、六角ネジ止めの2つの方法はレンチ工具を使用して固定するのに対して、クイックレバー仕様は工具を使わずレバー操作だけで固定ができますのでサドルの上下高さ調整が簡単に行えます。
でも、コスナサイクルに別の修理で持ち込まれた子供用自転車のクイックレバーでサドル調整ができるモデルをプロ目線で見ると意外と間違った方法でサドルを固定されています!
そこで今回、正しいクイックレバー操作による子供用自転車のサドル高さ調整方法を覚えていただき安全に心がけてください。
間違ったレバー操作はサドルのズレ落ち等の原因や固定用クイックレバーの操作不具合の原因にもなり危険です。
クイックレバー操作で一番間違いが多い操作が、画像のようにレバーの向きが逆のまま「ぐるぐる回しただけ」で固定してしまうことです。
サドル調整用クイックレバー側にありますゴムパッキンの向きがレバーと合わさっていないためパッキンを潰してしまう可能性があります。
サドル固定用のクイックレバーを締めてもサドルがズレ落ちる時は、レバーの固定力が弱い場合がほとんどです。
レバーをクローズ(締める)状態からオープン(開く)状態にして、反対側のネジを時計方向にまわしてネジを締め込みサドル固定力を調整してください。
レバーを締め込む時は、レバー側のゴムパッキンの向きにも注意して、画像のようにゴムパッキンとレバーが合わさるようにしてください。
レバーの固定力は、レバーを締め込む半分ぐらいから固定力が少しづつ硬くなる感じで締めます。
ワンポイントアドバイス
この時、手の指だけで操作せず、手のひらを上手く使って行うと力が入りやすいですよ。
サドル用クリックレバーのレバーの固定力を確認しながら、最後はしっかりと奥まで「グッッ!」と確実に押し込んで固定します。
レバーをしっかり締めてもサドルが横にズレてしまう時は、レバーのネジ締め込みが緩いので再度レバーを緩めてからネジを締め直して調整してください。
時々見かけますのが、サドルはしっかりレバーで固定できているのに、取り付けバンドがズレて曲がった締まっている自転車です。
正しくは、こちらの画像のようにフレームの溝に合わせてレバー取付バンドを固定してください。
これで、しっかり固定が出来完了です。
子供用サドル高さ調整は、お子様の成長に合わせ何度となく行うと思います。
サドル調整用のクイックレバー仕様は簡単に高さ調整が出来る分、締め込む力の具合も重要になりますので緩かったり固かったりならないように気を付けて正しい方法で操作してください。