皆さんの中にも、一般自転車で走行中に「カチャカチャ!」と異音を立てている自転車を見かけたことありませんか!?
その音の原因はズバリ!
自転車のチェーンが伸びてたるみチェーンケースに当たっている音です。
そのまま使用を続けていますと、チェーンが途中でギヤから外れてしまい走行不能になってしまいます。
今回は、一般自転車のチェーンが外れた時の直し方と調整方法を紹介します。
チェーンが摩耗して伸びたようにたるんでしまい、後ギヤからチェーンが外れてしまってます。
後輪ハブ軸ナットを左右15mmのボックスレンチ工具を使用して緩めます。
チェーンが外れた状態で、フロントギヤにチェーンがかかっていたら一旦、チェーンをギヤから外します。ここがポイントです!
フロントギヤからチェーンが外れた状態で、後フリーハブに外れたチェーンを引っ掛けます。
先程外したフロントギヤ側のチェーンをギヤにかみ合わせるようにして少し引っ掛けます。
フロントギヤにチェーンがかかった状態でペダルを回しながら外れているチェーンをフロントギヤにのせていきます。
ワンポイントアドバイス
この時、後フリーハブのチェーンが外れないか確認しながら作業を進めてください。
チェーンの張りを調整する前に、後ブレーキ本体の取付バンドネジを一旦緩めておきます。
この作業を行う事で、よりチェーン調整と車輪のセンター位置調整がスムーズに行えます。
チェーンがギヤにかかったら、そのままでは又チェーンが外れてしまいますので、次にチェーンの張り具合を調整します。
自転車の後ハブ軸の近くにチェーン引きの金具が左右付いています。
※安価な自転車の場合ギヤ側だけしか付いていない場合もあります。
チェーンの張り具合は、ペダルを回してチェーンが一番たるむ位置で少しだけ余裕があるぐらいに張りを調整します。
※張りすぎはダメです!
また、チェーンが一番突っ張った状態で締めすぎますとチェーンが逆に「ゴリゴリ!」してしまい、チェーン不具合の原因にもなりますので注意してください。
チェーンの張り具合を左右のチェーン引きで調整する時は、車輪のセンター位置も確認しながら同時に進めて行きます。
これを怠るりますと、車輪位置がズレるばかりでなく極端にどちらかに寄りすぎるとタイヤが車体に接触してしまいますので注意してください。
チェーンの張り調整が完了したら後ハブ軸ナットをボックスレンチ工具で締めます。
この時、先程一旦緩めた後ブレーキ本体取付バンドネジもしっかり締め直します。
最後に専用の後ハブトルク管理工具で適正トルク値に締めます。
これで、一般自転車(半ケース仕様)のチェーン外れた時の修理完了です。
こちらのコスナブログ記事を参照してください。
もし、通勤、通学、お買い物等の途中でチェーンが外れてしまったら、無理に乗車せず自転車を押して近くの自転車専門店へご相談ください。
また、外れかかった時に強引にペダルを回してしまうと最悪チェーンがギヤの隙間に噛んでしまい余計酷くしてしまう場合もございますので注意してくだい。