この記事は、2025年5月15日に最新情報を追記・更新しました。
【電動アシスト自転車の正しい乗り方|プロが教える安全な発進方法と注意点】について反映しています。
電動アシスト自転車は、坂道や長距離の移動を快適にしてくれる便利な乗り物として、多くの人に選ばれています。特に高齢者や女性、小さなお子さまを乗せる方などにとっては、体への負担を軽減してくれる心強い存在です。
しかし、便利な一方で「発進時に急にスピードが出て怖い」「正しい操作方法がわからない」といった声も少なくありません。安全に、そして長く快適に使うためには、正しい乗り方と発進時のコツを知っておくことがとても大切です。
特に、発進時の操作やNG行動には注意が必要です。
この記事では、自転車のプロが「電動アシスト自転車に乗るときに押さえておきたい基本動作や注意点」をわかりやすくご紹介します。初めて乗る方はもちろん、これから買い替えを検討している方にも役立つ内容ですので、ぜひ最後までお読みください。
今回の解説には、パナソニック電動アシスト自転車のショッピングモデル「ビビシリーズ」を使用して行っております。他メーカーなどに付きましては、お手元にある電動アシスト自転車取り扱い説明書または各メーカーサイトにて再度ご確認をしてから安全にご利用くださいませ。
電動アシスト自転車は、ペダルを漕ぐ力をモーターが補助してくれる自転車です。坂道や長距離の移動が楽になり、通勤や買い物、子どもの送り迎えなど、さまざまなシーンで活躍します。高齢者の移動手段としても人気がありも安心して利用できる一方で、誤った使い方をすると事故のリスクが高まります。そのため、正しい乗り方を身につけることが重要です。
まず、後輪のサークル錠を開錠します。このとき、オレンジ色のつまみに指を近づけないよう注意しましょう。誤って指を挟む可能性があります。
スタンドのロックを足で解除し、スタンドを後方へ跳ね上げます。モデルによっては、スタンドを立てるとハンドルが固定される「スタピタ2S」などの機能があります。スタンドロックを解除したら、ハンドルがスムーズに回るか確認しましょう。
電源を入れる際は、必ずペダルを踏まずに手元スイッチの電源ボタンを押します。ペダルを踏んだ状態で電源を入れると、モーターのトルクセンサーが誤検知し、アシスト力が弱くなることがあります。電源を入れた後、液晶画面にバッテリー残量(%)が表示されるまでペダルを踏まないようにしましょう。
もし、間違ってペダルを踏んだまま手元電源スイッチを入れたならば、一度電源をOFFにして切、再度ペダルを踏まずに電源スイッチを入れれば大丈夫です。
サドルに座り、ハンドルをしっかり握ります。周囲の安全を確認し、ペダルを踏むと電動アシストが作動します。急な加速を避けるため、ゆっくりとペダルを踏み込みましょう。
片足でペダルを漕ぎながら助走をつけてサドルにまたがる「ツーツー乗り」や「けんけん乗り」は、電動アシスト自転車では非常に危険です。片足でペダルを踏むとアシスト力が加わり、急加速してバランスを崩す恐れがあります。
信号待ちなどで停止している際、電源が入ったままでペダルに足を置くと、誤ってモーターが作動し、急発進する可能性があります。停止中は、両足を地面につけ、ブレーキをかけておきましょう。
電動アシスト自転車は、ペダルを踏むとすぐにアシストが始まり、急加速することがあります。発進時は、ペダルをゆっくり踏み込み、スムーズに加速しましょう。
アシスト力により、思った以上にスピードが出ることがあります。特に下り坂や人通りの多い場所では、スピードを控えめにし、安全運転を心がけましょう。
電動アシスト自転車は一般自転車(ママチャリ等)と比べて車体が重いため、ブレーキをかけてから停止するまでに時間がかかります。特に下り坂や雨天時は、早めにブレーキをかけるようにしましょう。
電動アシスト自転車は、便利で快適な移動手段ですが、誤った乗り方をすると事故やトラブルにつながる恐れがあります。本記事で紹介したように、発進前の準備を丁寧に行い、ペダルを踏まずに電源を入れることが非常に重要です。また、「ツーツー乗り」や停止中のペダル操作などのNG行動は絶対に避けるべきです。
安全な乗り方を心がければ、電動アシスト自転車は高齢者から子育て世代まで、幅広い層にとって非常に頼れるパートナーになります。毎日の移動をもっと安心・快適にするために、ぜひ今回のポイントを実践してみてください。
こちらのコスナブログ記事も参照してください。
電動アシスト自転車バッテリーの外し方と取り付け方|初心者向け完全ガイド
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