自転車修理作業にも色々ありますが、その作業のひとつに自転車タイヤ交換があります。
そのタイヤ交換時にプロとしての暗黙のルールがあるのをご存知でしたでしょうか?
それは、スポーツモデルのロードバイク・クロスバイクに限らず、電動アシスト自転車、小径モデル、一般自転車全てにあてはまります。
ズバリ!「答えは」
タイヤロゴマークとバルブ口金位置を合わせ、それとタイヤロゴの向きは進行方向の右側に揃えることです。
スポーツモデルなら、タイヤサイドに→印がありドライブ方向を指定したり、タイヤトレッドパターンの向きがあったりするのがほとんどですが、一般自転車等になりますとタイヤのドライブ方向やトレッドパターンの向きの指定が無いのがほとんどです。
確かに、一般自転車等の場合タイヤロゴの位置とバルブ口金位置を合わせなくとも、左右逆の位置にタイヤロゴが付いていても、トレッドパターンが前後同じなら走行には何ら問題は無いのですが・・・
プロの暗黙ルールに、タイヤ交換時に見た目の美しさも自転車に求めているんです。
小田原市のコスナサイクルでは、画像のようにタイヤ交換時はプロとして暗黙のルールを守り、一般自転車でもタイヤロゴとバルブ口金位置を揃え、タイヤのロゴの向きは進行方向の右側にくるように、自転車の見た目の美しさも大切にしています。
更にこのタイヤロゴ位置とバルブ口金位置を揃えることで、パンクをしてしまった時にどの位置でパンクしたかの確認の目安にもなります。
今回、他店購入車で後輪タイヤチューブ交換の修理依頼で持ち込まれました自転車ですが、前輪は一度他店でタイヤ交換をされたそうですが・・・!?
よ~く見ますと、前輪右側進行方向に対してタイヤロゴとバルブ口金を揃えて右側に見えなくてはいけないのですが・・・ありません!!
前輪の反対側を見てみますと!!
タイヤのロゴはバルブ口金とは正反対の向きですし、タイヤロゴの向きももちろん正反対!
プロとしての暗黙のルールを知ってか知らずでか
自転車の美しさなど全く考えず、ただ仕事の効率だけを求め取り付けられた自転車タイヤを見てとても悲しかったです。
どのような自転車でも機能とは関係ない部分があったとしても、自転車の持つ美しさを最大限に引き出す事もプロとしての仕事だと思っています。
あなたの愛車も一度タイヤの向きをチェックしてみてはいかがですか?・・・