クロスバイク・ロードバイク等で走行中に、変速がどうも上手く入らないとか・・・変速したけど後輪の方から「カチャカチャ」とチェーンから異音を感じたりした方いらっしゃるんじゃないですか!?
その原因は・・・
変速ワイヤーの微妙な伸びによっておきる現象です。
最近のスポーツバイクは年々多段化が進んでいて、6段・7段・8段・9段・10段・11段そして最近では、12段が発表されましたし!自転車の変速は何段まで行くんでしょうか?
それにつれ、調整もしびやになってくるのも現実です。
チョットでも変速調整にズレが生じれば全体の変速に大きく影響がでてきます。
そのためにも、常に自分でも変速の微調整ができるようにマスターしておきたいですよね。
変速ワイヤーも使用してきますと、僅かながら伸びてきます。それにより変速時に「シャカシャカ」異音がして変速がスムーズに入らなかったり、変速はしたもののチェーンとギヤとの位置ズレの影響で「カチャカチャ」異音がしたりします。
リアディレイラー本体に付いています変速ワイヤー調整用の「アジャスターボルト」で微調整作業をします。
もし、変速して後輪のスプロケットギヤでチェーンが小さい方のギヤ(外側)へ落ちにくい場合は、変速ワイヤーを引っ張り過ぎていますので、変速ワイヤーを緩めて調整します。
この時、アジャスターボルトは時計方向へ回すことで調整できます。但し、一気に回しすぎないように注意してください。アジャスターボルトを回すとクリック感がありますのでそれに合わせて少しずつ調整してください。
その逆で、チェーンが小さいギヤから大きいギヤ(車体寄りの内側)へ入りにくい場合は、変速ワイヤーが緩んでいますので、変速ワイヤーを引っ張るように調整します。
この時は、アジャスターボルトは反時計方向へ回して調整してください。
クロスバイク等のフラットハンドルバーなら、手元変速レバー側にもアジャスターボルトが付いてるモデルもありますので、こちらでも変速ワイヤーの微調整は可能です。
ロードバイクでもケーブル内装式以外ならば、フレーム(ダウンチューブ)台座に変速ワイヤー調整用のアジャスターボルトが付いてますのでこちらでも調整ができます。
ディスプレイスタンド等を使用して、自転車本体を簡易的に安定させます。
片方の手でペダルを回しながら、もう片方の手でリアディレイラー本体の変速ワイヤー調整用のアジャスターボルトを少しずつ回しては、変速具合を確認しながら作業を進めて行きます。全体的に変速確認してスムーズに作動すれば終了です。
リアディレイラーの変速調整は、とてもデリケートな部分でもありますので、初心者の方は今回説明しました変速ワイヤー調整用の「アジャスターボルト」以外のネジ等は触れないようにしてください。
もし、調整に不安な場合はお近くの専門店にご相談くださいませ。
外装6段チェーン外れの原因は?についてはこちらのブログ記事を参照してください。