小田原の自転車専門店

これを見れば分かる!クロスバイクVブレーキワイヤー調整方法

Vブレーキレバーを引く

ブレーキの引きがあまくなったら!

クロスバイクでの通勤・サイクリング等など使用頻度にもよりますが、使ってきますと購入時に比べ段々ブレーキレバーの引きしろが大きくなりあまく感じた事があると思います。

コスナサイクルでは組み立て時に、

ブレーキケーブルの初期伸びを取り調整して納車を行っていますが、それでもブレーキシューは消耗品ですので、ブレーキゴムがすり減ってきますと徐々にブレーキをかけた時にレバーの引きしろが大きくなってきます。

そのままの状態で何も調整を行わず使い続けますと、ブレーキ制動力にも影響が出ます。

特に、クロスバイク初心者の方は、

基本の「き」ブレーキワイヤーケーブル調整方法を覚えておいてください。

 

Vブレーキワイヤー調整方法

Vブレーキのアジャスターボルト

クロスバイク左右ブレーキレバー先端にはアジャスターボルトとナットが付いています。

Vブレーキアジャスターボルトを手で回す

ブレーキレバーの引きが甘いと感じたなら、ブレーキワイヤーのアジャスターボルトを反時計方向に回して、ブレーキレバーの引きしろを調整します。

もし、アジャスターボルトが固くて回しずらい時は、内側のナット(黒色)がレバー側にねじ込まれて固定されていると思いますので、一度ナットを反時計方向に回して少し緩めてみてください。

Vブレーキアジャスターボルトをナットで固定

ブレーキのアジャスターボルトで調整が行えたら、次に内側の付いてますナットを時計方向に回してアジャスターボルトの位置を固定します。

 

アジャスターボルトの注意点

Vブレーキアジャスターボルト限界

ブレーキケーブルの微調整を行うことが出来るアジャスターボルトにも限界がありますので、調整しろを回しすぎないように注意してください。

たまに見かけますのが、

お客様ご自身で調整された時に、アジャスターボルトのねじ込み限界ギリギリで使用していてネジ山をなめてしまったり、アジャスターボルトが変形して曲がった状態のがあります。

ブレーキレバー本体のスリッドが入っている側からのアジャスターボルトねじ込み具合の確認もお忘れなく。

 

ブレーキレバーの引き確認

Vブレーキレバー引き確認

ブレーキワイヤーの微調整が済みましたら、ブレーキレバーの引き具合をチェックしてください。

 

その他調整方法

フロントVブレーキアーチ本体

アジャスターボルト以外でのブレーキケーブル調整方法として、Vブレーキアーチ本体のケーブル固定ナットを緩めてからブレーキケーブルを再度引っ張り調整する方法もありますが、この場合、かなりブレーキシュー本体が摩耗してすり減っている可能性が大きいですので、ブレーキシューの交換をおすすめします。

 

 

まとめ

ブレーキワイヤーケーブルの引き具合を常にベストな状態にすることが安心につながります。

アジャスターボルト&ナットを上手く利用して安全にこころがけてください。

投稿者プロフィール

小砂恵三
小砂恵三コスナサイクル店長
宮田工業(現在:ミヤタサイクル)での研修を得て、インショップ形式の自転車店の店長に就任。その後家業を継ぎ自転車のメンテナンス、販売に従事して35年以上。
自転車専門資格として「自転車安全整備士」「自転車技士」「スポーツBAA PLUS」「自転車組立整備士」などを保有。
現在はコーダブルームやパナソニックといったスポーツ自転車から電動アシスト自転車までを幅広くカバーするサイクルショップ、コスナサイクルを運営。