クロスバイクの変速段数も色々あります。
例えば、前3段×後8段の24スピード仕様だったり、前3段×後9段の27スピード仕様などです。
クロスバイクは、ギヤ選択の幅を持たせていますので、ワイドレンジになっていることが多いです。
これら多くのギヤの中から自分の走りや脚力などに合わせ適したギヤ選択をすればより快適な走行が楽しめます。
でも、
皆さんの中には、知らず知らずにやってはいけないギヤ組み合わせで使用されている方を見かけることが多々あります。
それによりギヤにも負担をかけ変速動作不良の原因にもなりかねません!
正しいギヤ選択でスムーズは変速動作をいつまでも保ってください。
コスナサイクルでは、納車時に取扱い説明を行いますのでご安心ください。
フロントが一番大きいギヤとリヤが一番大きいギヤの組み合わせ
この画像のように、リアディレイラー(後変速機)がめいっぱい突っ張っています!
このような状態で、長時間使用していますと、ギヤ・チェーン・リアディレイラー(後変速機)に負担をかけてしまいギヤ、チェーン摩耗や変速不良の原因にもなってしまいます。
前後の変速レバーにはギヤ位置の目安になるインジケーターがついています。
例:フロント3段×リア9段の場合
フロントの数字が「3」でリヤの数字が「1」の数字の位置が外側と外側になるのはやってはいけないギヤ選択の組み合わせです。
このようにフロント大とリヤ大のギヤが対角線になるのは避けてください。
フロントが一番小さいギヤとリヤが一番小さいギヤの組み合わせ
このギヤ選択での走行を行うと常にチェーンがたるんだ状態になります。
走行中に振動でチェーンがフレーム(チェーンステー)に干渉して「カチャカチャ!」と音と立てるだけ無く、チェーンが外れやすくなる原因にもなります。
例:フロント3段×リア9段の場合
フロントの数字が「1」でリヤの数字が「1」の数字の位置が内側と内側になるのはやってはいけないギヤ選択の組み合わせです。
このようにフロント小とリヤ小のギヤが対角線になるのも避けてください。
平地走行でのチェーンラインはできるだけセンターに近い方がチェーン、ギヤ等にも負担が少なくてすみます。
但し、これはあくまでも目安です。
道路状況や個人の脚力の違いなどによりフロントをセンター位置に変えたり、リアギヤを小ギヤ(重たいギヤ)や大ギヤ(軽いギヤ)に1~2枚変速するなど、ご自身の走り方に合ったギヤを選択してください。
クロスバイクの変速で今までついやってしまったギヤ選択位置など、もう一度確認してみてはいかでしょうか。