自転車のアルミニウム製パーツは、長年使用しているとどうしてもくすんでしまいます。
アルミニウムは軽量で耐久性があり、錆びにくい素材として人気ですが、酸化や汚れによって表面の光沢が失われることがあります。
そんな時に頼りになるのが、ワコーズの「メタルコンパウンド」です。
コスナ店長が実際に「メタルコンパウンド」を使ってアルミパーツを新品同様に輝かせる方法を詳しく解説します。
自転車の部品にも多くのアルミ合金が使用されています。
例えば、ブレーキレバー、ハンドルバー、ハンドルステム、リム、ギアクランクなどその他数多く使われています。
アルミも長年使用して何もお手入れしないと段々とくすみや白い粉をふいたような状態になってしまいます。
こうなると愛車の購入当時のような光沢のある輝きもなくなり、いつしか汚れと一緒にそのまま放置しっぱなしになんてことになる方多いんじゃないですかね。
あなたの愛車はどうですか!?
各分野のプロメカニックも愛用のワコーズケミカル商品を店長の私も普段から愛用していて、実際自転車メンテナンス作業に向いている商品をセレクトして使用しています。
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そこで今回は、ワコーズ商品の中でアルミのくすみ取りに使えそうな商品を探していたら見つかました!それが「メタルコンパウンド」です。これから実際に使用してその効果を確かめたいと思います。
品番V300 ワコーズ「メタルコンパウンド」万能金属用磨き剤 容量120g
「メタルコンパウンド」は、ワコーズの高性能な研磨剤です。
名前の通り、金属の表面を研磨することで、酸化被膜や汚れ、くすみを取り除き、元の光沢を蘇らせる効果があります。
特に自転車のアルミパーツに使用することで、以下のようなメリットを得ることができます。
※新品の金属面や鏡面仕上げの表面・塗装面には使用しないでくださいとのことなので注意してください。
「メタルコンパウンド」を使用する前に、必要な道具を準備しましょう。
準備作業
最初に自転車を清掃し、アルミパーツの表面に付着した泥や油汚れを取り除きます。汚れが残ったままだと、研磨時に新たなキズが発生する可能性があるため丁寧に行いましょう。
マスキング
研磨したくない部分にマスキングテープを貼ります。
メタルコンパウンドの塗布
マイクロファイバークロスに少量の「メタルコンパウンド」を取り、アルミパーツに均一に塗布します。このとき、あまり力を入れずに優しく磨くのがコツです。クロスを動かす際には、円を描くように動かすと効果的です。
磨き作業
少しずつ力を加えて磨いていきます。酸化被膜やくすみが除去されると、次第に光沢が現れてきます。全体が均一に磨けるように、パーツ全体をしっかりと確認しながら進めます。
仕上げ
十分に磨いたら、クロスのきれいな部分で表面を拭き取ります。余分な研磨剤が残らないように丁寧に拭き取り、仕上げます。最後に水で洗い流し、乾燥させて完了です。
アルミのくすみがあるクロスバイクのブレーキレバーで試してみました。
ワコーズのメカニック用ペーパータオル「メカタオル」にメタルコンパウンドを少量付けてくすみ部分を磨いていきます。
黒ずみとともにブレーキレバーの磨いている部分も段々ときれいに!
仕上げにペーパータオルで拭き取れば
うぉぉぉぉぉぉぉ!
きれいになりましたよ!
光沢も出てピカピカになってますよね!
「メタルコンパウンド」を使用する際には、以下の点に注意してください。
ワコーズ「メタルコンパウンド」は、アルミパーツのくすみを取り除き、光沢を蘇らせるための強力なアイテムです。
適切な道具を揃え、正しい手順で使用すれば、自転車の見た目が劇的に改善されます。
メンテナンスを怠らず、愛車を美しい状態に保つことで、乗り心地や所有する喜びも一層高まると思います。
愛車のアルミ部分のくすみ等でお悩みの方、ぜひ次回のメンテナンス時に「メタルコンパウンド」を試してみてはいかかでしょうか。