第2回目は駆動周りの洗浄です。
自転車プロメカニックが実際に使っている「おすすめ自転車ケミカル商品WAKO’S(ワコーズ)7選」
の中から今回使用しますのは、ワコーズのチェーンクリーナーとフォーミングマルチクリーナーです。
汚れが一番付きやすく走行にも影響が大きい箇所ですので、しっかり汚れを落として駆動効率の維持に努めてください。
ワコーズ・チェーンクリーナーは、チェーンや各部品の頑固な汚れ落しの非乾燥タイプ生分解性洗浄スプレーですので少ない量で洗浄ができ、防錆剤配合なので洗浄後のサビの発生を抑えます。
ワコーズ・フォーミングマルチクリーナーは、弱アルカリ性洗浄スプレーで噴射すると泡状になるので細かい隙間に残った汚れを「泡の力」で浮かせて洗い流します。
水洗いすることなく拭き上げるだけでスッキリ仕上がります。
先ずは、チェーンの汚れ落しを「ワコーズ・チェーンクリーナー」を使用してチェーンにスプレーします。
この時汚れが垂れますので、床が汚れないように布等を敷いてください。
ワコーズ・チェーンクリーナーに付属で付いてきます専用のブラシを使用してチェーンのピンローラーを回すような感じで隙間の汚れを落とします。
実はこの専用ブラシに使われている素材なんだと思いますか?答えは「豚毛」なんです。
色々な素材で硬さなどテストをしたそうでその中で「豚毛」が一番最適だったようです。
硬すぎずしっかり汚れを落とすそうです。こだわってますね!
ブラッシング後は浮いた汚れを先ずはサッと拭き取ってください。
これだけでも結構汚れが落ちていますよね。
スプロケットも先程と同じようにチェーンクリーナーでスプレーしてブラッシングするか、ブラシにスプレーをしてこびりついた頑固な汚れを落としてください。
その後スプロケットの隙間に、布等の端を利用して隙間に入れて汚れをかき出すと!ご覧の通りビッシリ汚れが落ちてとれます。
チェーンクリーナー使用後は水等で洗い流す方法もありますが、今回は、場所により水が使用出来ない所での作業にも役立つフォーミングマルチクリーナーを使用します。
これを使えば水で洗い流さず細かな隙間にも泡状で汚れを落としますので簡単です。
最後に布等でしっかり汚れを拭き落として終了です。
更に脱脂したい方は、前回で説明しましたワコーズBC-9ブレーキ&パーツクリーナーを使用してください。
チェーンの汚れがしっかり落ちきれいになりました!
スプロケットも泥で詰まっていた隙間もキレイに汚れが落ちています!
今回チェーン周りの汚れ落し作業での紹介でしたが、ギヤクランク周りも同じように洗浄して更に前後の変速機などの洗浄にもおすすめです。
場所により速乾タイプのBC-9ブレーキ&パーツクリーナーも使い分けすれば完璧ですよ!
そう、後変速機リアディレイラーの上下歯車にも汚れが付きますので手を挟まない様に気を付けて作業してください。
セフルメンテナンスが苦手な方やお忙しい場合などはプロにお任せください。