小田原の自転車専門店

ロードバイクをフルオーバーホール!7年乗り続けたレーシングミク限定モデルが蘇る

レーシングミク・ロードバイクのオーバーホール作業4分割画面

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目次

あなたの愛車も蘇る!限定モデルの再生整備事例

長年にわたり大切に乗られてきたロードバイク。定期的なメンテナンスも重要ですが、使用頻度にもよりますが、本来は1年に一度は行ってほしいですが、それでも3年ぐらいを節目に「フルオーバーホール」がおすすめです。今回は、当店でご購入後、約7年が経過した「レーシングミク(初音ミク)デザインの限定モデル」を、丁寧に分解・洗浄・整備し、ケーブルやブレーキシューを新調。そのビフォーアフターをご紹介します。

オーバーホール作業とは?

ロードバイクの「オーバーホール」とは、自転車をほぼ全てのパーツ単位まで分解し、洗浄・点検・再調整・必要な部品の交換を行う、いわば“愛車のフルメンテナンス”です。

なぜ必要なのか?

  • 安全性の確保:見えない部分の劣化を防ぎ、事故を未然に防ぎます。
  • 操作性の回復:レバーや変速機の動きがスムーズに。
  • 寿命の延長:各パーツを点検し、早期発見・対応が可能に。
  • 乗り味が復活:まるで新品のようなフィーリングが蘇ります。

目安となるタイミング

  • 使用頻度にもよりますが約3年(本来は1年に一度を推奨)
  • 変速やブレーキの不具合を感じ始めた
  • 雨天走行や屋外保管が多い

オーバーホールの作業手順

Step 1:事前ヒアリングと状態チェック

使用年数、使用状況、気になる不具合についてヒアリング。目視と操作確認により、フレームの傷、ケーブルの劣化、ブレーキや変速の状態などを総合的にチェックします。

Step 2:パーツの分解・洗浄

フレームからすべてのパーツを取り外し、各部を専用クリーナーで洗浄。ヘッド部分やクランク部分、リリアディレイラーなどは分解し、古いグリスや汚れを除去します。

Step 3:消耗パーツの交換

今回の作業では、以下の3点を新しく交換しました。

  • ブレーキケーブル「日泉ケーブル製(NISEEN)」
  • シフトケーブル「日泉ケーブル製(NISEEN)」
  • ブレーキシュー「シマノ製」

NISSENケーブルはシマノ純正に比べてしなやかで、引きの軽さや変速のスムーズさに定評があります。当店でも多くのお客様にご好評いただいている高性能な国産パーツです。

Step 4:グリスアップ・再組み上げ

すべてのベアリング部に新しいグリスを塗布し、パーツを元通りに正確に組み上げます。締め付けトルクも規定値で管理し、安全性を確保。

Step 5:最終調整・テスト走行

ワイヤーテンションやブレーキの当たりを細かく調整し、最終的に試走にて動作確認を行います。スムーズな変速、しっかり効くブレーキ、快適な走行感をチェック。

ロードバイクの全体オーバーホール【7年目の変化に注目】

7年間乗り続けたオーナー様の愛車「限定モデル:レーシングミク・ロードバイク」を今回、フルオーバーホールしました。
まずは全体のビフォーアフター画像をご覧ください!

レーシングミク・ロードバイクのオーバーホール作業前
Before:オーバーホール前の全体状態(使用歴:約7年)

当店でご購入後約7年経過した「限定モデル:レーシングミク」ロードバイク。
先ずは、オーバーホール作業前に各部のチェック、やはり長年使用していますので各パーツの汚れも目立ちます。
オーナー様ご依頼として「ブレーキシュー」と「ブレーキケーブルセット」及び「シフトケーブルセット」の交換

フルオーバーホールで綺麗になったレーシングミク・ロードバイク
After:すべての主要パーツを整備・洗浄・要望の部品交換した仕上がり

コスナのフルオーバーホー作業で綺麗になった「レーシングミク・ロードバイク」光沢も蘇り新品同様にピカピカになりました。

オーバーホール前後の全体比較【Before→After】

それでは各パーツごとの作業内容とBefore→Afterを詳しくご紹介していきます。

フレームヘッドまわりの分解・洗浄・グリスアップ作業

長年の使用により、ヘッドベアリング部分には古いグリスの汚れの蓄積が見られました。ベアリングを含めたヘッド部をすべて分解・洗浄し、新たにグリスを塗布。

【Before】フレームヘッド部を分解し汚れ・状態確認

レーシングミク・ロードバイクのオーバーホール作業前の汚れているヘッドチューブ
フレームヘッドベアリング部、長年の使用でグリス切れと汚れが蓄積

フレームから各パーツを取り外して、ヘッドパーツ部分を確認すると、やはり古いグリスでかなり汚れています。

ロードバイクの汚れたヘッドパーツとベアリングのオーバーホール作業前
ヘッドパーツもベアリングを含めかなり汚れています

ヘッドパーツ部分の各パーツもそれぞれ確認すると汚れの層があり古いグリスが蓄積されています。

【After】清掃&グリスアップ後のヘッド部

オーバーホール作業後のロードバイクの綺麗になったヘッドパーツとベアリング
ヘッドパーツの各パーツも洗浄して綺麗に

各ヘッドパーツを洗浄して汚れを取りきれいになりました。

ロードバイクのヘッドチューブ洗浄後にベアリングをセットしてグリスアップ作業完了
ヘッドパーツにベアリングをセットしてグリスアップ

パーツを丁寧に洗浄・再グリスアップし、滑らかな回転が復活。

アヘッドステムとコラム用アンカーとスペーサーの分解・洗浄作業

ステムやスペーサー、アンカー部分には汗や水分の侵入によって汚れが見られました。それぞれのパーツを取り外し、固着した汚れを除去。洗浄後には接触面に薄くグリスを塗布して防錆対策を行いました。

【Before】ステムとコラム用アンカー及びスペーサー取り外し・状態確認

ロードバイクのオーバーホール作業前の汚れているアヘッドステム
アヘッドステムも分解するとクランプ部分やネジ部の汚れが目立ちます。

ステム表面には長年の使用による汚れが目立ち、クランプ部には固着した汚れが確認されました。

ロードバイクのカーボンコラム用アンカーの汚れている状態
カーボンコラム用ヘッド調整用アンカー部品も分解して汚れ具合を確認

アンカー部品も分解すると古いグリスが各パーツにべっとり固着しています。

ロードバイクの汚れているヘッドコラム
ヘッド用コラムスペーサーを全て取り出してみると、それぞれ汚れが目立ちます。

ヘッドスペーサーも汚れにより本来の光沢も薄れてしまつています。

【After】ステムとコラム用アンカー及びスペーサー洗浄後

ロードバイクのオーバーホール作業後で綺麗になったアヘッドステムパーツ
アヘッドステムの各パーツそれぞれを洗浄してきれに仕上げました

ステム本体とクランプ面を丁寧に洗浄し、汚れていたネジ類もご覧の通りピカピカに!

ロードバイクの洗浄して綺麗になったカーボンコラム用アンカー
カーボンコラム用アンカーの各パーツを全て取り外し洗浄しきれいに仕上げました。

アンカー部品も洗浄して、固着していたグリスもきれいに落としました。

ロードバイクの洗浄後して綺麗になったヘッドコラムパーツ
ヘッド用コラムスペーサーをそれぞれ一枚一枚丁寧に汚れを落としました。

ヘッドスペーサーもひとつずつ丁寧に洗浄してきれいに仕上げました。

ブレーキ本体の分解・洗浄・グリスアップ作業

長年使用されたブレーキキャリパーは、可動部に汚れや古いグリスの蓄積があり、動作が重くなっていました。安全性を確保するため、本体を洗浄と調整と再組立を行い、スムーズで確実なブレーキ操作が可能な状態に整備しました。

【Before】ブレーキ本体の取り外し・状態確認

ロードバイクのオーバーホール作業前の汚れているシマノ・アルテグラのブレーキアーチ前後セット
汚れやグリスの劣化により動きが鈍くなっていたキャリパーブレーキ本体

長期間の使用により、可動部に汚れと固着が見られ、ブレーキシューの片減りやパッド残量の低下も確認されました。

【After】ブレーキ本体の洗浄後

ロードバイクのオーバーホール作業後の綺麗になったシマノアルテグラのブレーキアーチの各パーツ
分解洗浄後のきれいになったブレーキ本体と各パーツ部分。

本体を分解洗浄し、その後再組立を行いブレーキ本体の可動部も動きが滑らかになり、ブレーキシューを交換し制動力も改善しました。

クランク本体の分解・洗浄作業

クランクにはチェーンオイルや砂埃による黒ずみ汚れが堆積しており、軸まわりにもグリスの劣化が見られました。取り外したクランクは各部を丁寧に洗浄し、取り付け前に軸部と接触面に新しいグリスを塗布。見た目の清掃はもちろん、回転抵抗の軽減にもつながる重要な整備工程です。

【Before】クランク本体の取り外し・状態確認

ロードバイクのオーバーホール作業前のかなり汚れているシマノ・アルテグラのクランクセット
走行に伴う汚れが蓄積したクランク本体。クランク裏側のギア板には固着した汚れが

チェーンリング周辺には古いオイル汚れや泥の層がこびりつき、全体的に黒ずんでいる状態でした。

【After】クランク本体の洗浄・再組み付け後

ロードバイクのオーバーホール作業後の分解洗浄して綺麗になったシマノアルテグラのクランクセット
クリーニング後のクランク本体。表面のツヤが戻り、動作も軽やかに

頑固にこびり付いていた各部の汚れもきれいに落とした後、接触面に新グリスを塗布し、トルク管理のうえで丁寧に再組み付けを行い外観も美しくなり、回転もスムーズに。

カセットスプロケットの分解・洗浄作業

カセットスプロケットにはチェーンオイルやホコリ、路面の砂などが蓄積し、ギアの隙間には頑固な汚れが詰まっている状態でした。一枚ずつ丁寧に分解・洗浄を行い、歯先の状態を確認後、再度組み直して仕上げました。清掃により見た目だけでなく、変速性能と駆動効率の向上にもつながります。

【Before】スプロケット取り外し・汚れの確認

ロードバイクのオーバーホール作業後の汚れているシマノ・アルテグラのカセットスプロケット
汚れが堆積し、金属の輝きが失われたスプロケット。歯と歯の隙間にも頑固な汚れが残つてます。

長期間の使用により、スプロケット全体に油汚れと金属粉がこびりついてました。

【After】スプロケット洗浄・再組み立て後

ロードバイクのオーバーホール作業後の分解して綺麗になったシマノ・アルテグラのカセットスプロケットパーツ
洗浄後のスプロケットは金属の輝きが戻り、隙間までクリアに。変速のフィーリングも改善

一枚ずつブラッシング・洗浄を行い、スプロケット本来の輝きが復活。歯先もシャープに見えるようになり、見た目も機能もリフレッシュされました。

リアディレイラーの分解・洗浄作業

リアディレイラーにはチェーンオイルとホコリが混ざった汚れが堆積し、プーリー部分の動きにも抵抗が感じられました。各部を丁寧に分解・洗浄し、可動部には新しいグリスを注入。摩耗の確認も行いながら、滑らかな変速動作を取り戻しました。

【Before】リアディレイラー取り外し・状態確認

ロードバイクのオーバーホール作業前の汚れているシマノ・アルテグラのリアディレイラー
プーリー部に汚れが詰まり、変速時に抵抗が出ていたリアディレイラー

プーリー周辺には汚れがびっしりと付着しており、回転が鈍くなっている状態でした。ケージ内部にも古いグリスと砂汚れが確認できました。

【After】洗浄・注油後のリアディレイラー

ロードバイクのオーバーホール作業後の分解して綺麗になったシマノアルテグラのリアディレイラー
洗浄・整備後のリアディレイラー。プーリーの動きも滑らかになり、見た目も清潔感が回復

リアディレイラーの各パーツを分解して洗浄後、注油を実施。プーリーの回転も軽くなり、スムーズな変速操作が可能な状態に仕上がりました。

シートポストの分解・洗浄作業

シートポストとフレームの接合部には固着した汚れがありポストを慎重に抜き取り内部とシートポストを丁寧に清掃。再組み付けを行い、フレームへの負担を軽減しました。

【Before】シートポスト取り外し・状態確認

ロードバイクのオーバーホール作業後の汚れたサドルとシートポスト
サドル裏側にも汚れが飛び散り、サドル固定部のネジにも汚れと泥が付着

シートクランプのネジ部にも汚れと泥が付着、シートポストのサドル固定部にも泥による汚れが付いてました。

【After】清掃後のシートポスト

ロードバイクのオーバーホール作業後の綺麗になったシートポスト
シートポオストの各パーツも全て洗浄して汚れも落ちネジにも光沢が

洗浄後のシートポストはきれいになりフレーム内も清掃済。

ビンディングペダルの分解・洗浄作業

長年の使用により、ビンディングペダルには泥やオイル汚れが蓄積していました。分解・洗浄で清掃を行い、注油・グリスアップを実施。ペダルの回転も滑らかになりました。

【Before】ペダルの取り外し・状態確認

ロードバイク用オーバーホール作業前の汚れているビンディングペダル
表面や可動部に汚れが付着し、動作が鈍くなっていたビンディングペダル

ペダル表面やスプリング周辺に汚れが溜まり、シューズのキャッチ部の動きがやや渋くなっていました。ベアリングの回転も少し重めな印象。

【After】清掃・注油・グリスアップ後のペダル

ロードバイク用オーバーホール作業後の分解して綺麗になったペダル内部パーツ
ペダルシャフト部分を分解・洗浄して小さなベアリング1個1個も丁寧に洗浄潤滑作業

ペダル軸の回転が少しゴリゴリしていましたが、シャフト軸を再組立して回転具合の微調整も行う

オーバーホール作業後の綺麗になったロードバイク用ビンディングペダル
整備後のビンディングペダルは滑らかな動きと清潔感を取り戻し、使用感も格段にアップ

汚れを除去後、クリートキャッチ部には注油、回転部には新しいグリスを補充。踏み込みと外し動作がスムーズに改善されました。

使用ケーブル製品のご紹介:日泉(NISSEN)ケーブル製スペシャルケーブル類

今回のオーバーホールでは、シマノ純正パーツではなく、操作性とレバーの引きの軽さ変速操作の軽さとスムーズ性に信頼性と操作感の向上に定評のある、日泉ケーブル(NISSEN)製の高品質なケーブル類を採用しました。インナーケーブルには、滑らかな引き心地と耐腐食性に優れるSP31スペシャルステンインナー、そしてアウターにはステンレス製ブレーキケーブルアウターシマノ11速対応のステンレスシフトケーブルを使用。リフレッシュ後の変速・制動操作がよりダイレクトでスムーズになりました。

ロードバイク用NISEEN製ブレーキケーブル&シフトケーブルセット

SP31スペシャルステンインナー

高精度で仕上げられたステンレスインナー。摩擦抵抗が極めて少なく、レバー操作時の引きが軽く感じられるのが特長です

ステンレス製ブレーキアウターケーブル

一般的にアウターケーブルのコイル線はスチール製が多いですが、こちらのアウターケーブルはステンレス製でサビに強く、ポリエチレン製インナーライナーを入れているのでレバーの引きも軽いです。

シマノ11速対応 ステンレス製シフトアウターケーブル

スタンダードタイプのアウターに比べコイル線も太い物を採用し、11速のシビアな変速調整にも対応。

詳しくは、こちらのコスナブログ記事で紹介していますので参照してください。

ロードバイク引きを軽くしたいなら日泉(にっせん)ケーブル試してみて

オーバーホール完了!蘇ったフレームと各パーツの輝き

すべての整備工程を終え、フレーム全体と各パーツが本来の性能と美しさを取り戻しました。長年の使用でくすんでいたクランクやスプロケット、リアディレイラーも見違えるほどの状態に。ヘッド周りやロゴ入りヘッドバッジも丁寧に清掃され、まるで新車のような仕上がりとなりました。
今回のオーバーホールでは単なる見た目の改善だけでなく、走行性能や操作性のリフレッシュも実現でき、安心して次のライドに出発できる状態です。

クランク周り【Before→After】

Before:オーバーホール作業前のクランク周り

クランクの歯先にも汚れの層が何層にもなってこびりついています

クランク本体の光沢も消え汚れが至る所に付着して固まっています。

After:オーバーホール作業後のクランク周り

綺麗になったレーシングミク・ロードバイクのシマノアルテグラのクランクセット
細部の磨き込みで金属の光沢が蘇ったクランク

リアディレイラー【Before→After】

Before:オーバーホール作業前のリアディレイラー

レーシングミク・ロードバイクのシマノアルテグラのリアディレイラー汚れが酷いオーバーホール作業前
汚れで光沢も消えているリアディレイラー

リアディレイラーの本体は泥やホコリで汚れ歯車にも汚れの層が

After:オーバーホール作業後のリアディレイラー

綺麗になったレーシングミク・ロードバイクのシマノアルテグラのリアディレイラー
洗浄・注油後のリアディレイラーは変速性能も抜群

日泉ケーブル(NISEN)に交換した事もあり変速がより軽くスムーズにレスポンス良く反応してくれてます。

ヘッドバッジやロゴ部分【Before→After】

Before:オーバーホール作業前のヘッド部分

レーシングミク・ロードバイクのヘッドバッチが汚れてくすんでいる
ヘッドマーク部分の汚れも目立ちます。

グットスマイルレーシングのトレードマークのヘッドバッチも汚れで光沢が薄れています。

After:オーバーホール作業後のヘッド部分

光沢が蘇ったレーシングミク・ロードバイクのヘッドバッチ
ヘッドバッチも光沢が蘇り「スマイル」に!

「グットスマイルレーシング」のヘッドマークが存在感を更に高めてくれています。

フレーム塗装&デカール部【Before→After】

Before:オーバーホール作業前のフレーム塗装&デカール部分

レーシングミク・ロードバイクのダウンチューブフレームが汚れている
フレームダウンチューブのロゴや塗装面の汚れでくすみがち

長年の使用でフレームの汚れなどでロゴやフレーム全体の光沢も消えています。

After:オーバーホール作業後のフレーム塗装&デカール部分

綺麗になって光沢が出たレーシングミク・ロードバイクのダウンチューブフレームのロゴ
ピカピカになり光沢も出たフレームダウンチューブ

ダウンチューブのロゴにも艶が出て光沢が蘇りました。

後輪ブレーキアーチ部分【Before→After】

Befor:オーバーホール作業前の後輪ブレーキアーチ部分

レーシングミク・ロードバイクのリアブレーキの汚れオーバーホール作業前
整備前のリアブレーキ。汚れが目立ち、全体の印象もややくたびれた印象に

組付けられたままのリアブレーキは、汚れやくすみが目立ち、細部の動きや質感にも経年使用の影響が感じられる状態でした。

After:オーバーホール作業後の後輪ブレーキアーチ部分

綺麗になったレーシングミク・ロードバイクのシマノアルテグラのリアブレーキアーチ
オーバーホールを経て美しく組み直されたリアブレーキ。車体全体に統一感が生まれた

再びフレームに丁寧に組み付けられたリアブレーキは、操作性・制動力ともに回復し、外観も車体全体の美しさに調和しています。

チームネームと初音ミクのデカール【Before→After】

Befor:オーバーホール作業前の「GOODSMIKE RACING」のデカール

レーシングミク・ロードバイクのトツプチューブ「グットスマイルレーシング」ロゴの光沢なしオーバーホール作業前
くすんでしまったGOODSMILE RACINGデカール。ロゴの力強さが埋もれてしまっていた

長年の汚れやほこりにより、デカール表面の光沢が失われており、印象もどこか沈んだ雰囲気に。輝きを放つ本来の存在感が感じにくくなっていました。

After:オーバーホール作業後の「GOODSMIKE RACING」のデカール

光沢が蘇った「グットスマイルレーシング」のロゴ
「ピカピカに輝くGOODSMILE RACINGのロゴ。モデルの個性と存在感をさらに際立たせている

丁寧なクリーニングと仕上げ磨きにより、デカール表面の光沢が復活。ネームロゴが本来持つ鮮やかさと存在感を取り戻し、車体全体の印象も引き締まりました。

「あの日の輝きが戻った」レーシングミク限定モデル、完全整備完了!

綺麗になったレーシングミク・ロードバイクの「初音ミク」ロゴ

シートチューブの「初音ミク」と「RACING MIKU」のロゴが光り輝き蘇りました

フルオーバーホールで綺麗になったレーシングミク・ロードバイク
蘇ったレーシングミクモデル。7年の使用を感じさせない、新車のような輝きに満ちた仕上がり

[レーシングミク限定モデル」として大切に乗られてきたこのロードバイクも、7年の時を経て見た目・機能ともにリフレッシュ。オーバーホールによって各部の輝きが戻り、デカールや塗装面にも本来のツヤと存在感が蘇りました。まるで納車直後のような光沢とシャープな仕上がりは、バイクとの新しい付き合いを始める気持ちを呼び起こしてくれます。

まとめ:一台のバイクを長く大切に乗るために

今回のオーバーホールでは、長年使用された各パーツを一つ一つ丁寧に分解・洗浄・整備することで、見た目も性能も大きく回復しました。日頃のメンテナンスでは手の届きにくい部分まで徹底的に整備を行い、走行時の安心感や快適さも向上。リフレッシュされたバイクは、また新たな気持ちでライドに臨める一台へと生まれ変わったと思います。
今後の整備の参考として、少しでも多くのサイクリストに役立てていただければ幸いです。

オーナーのT様、この度は大切なロードバイクのオーバーホールをご依頼いただきありがとうございました。
見た目も機能もリフレッシュされた愛車で、これからも快適なサイクルライフをお楽しみくださいませ。

他の整備・クリーニング事例はこちらコスナサイクル公式サイトからご覧いただけます:

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今後も、皆様のサイクルライフをサポートするための情報を、これまでに公開した約600記事以上とともにコスナサイクル公式サイトにて随時発信してまいります。

投稿者プロフィール

小砂恵三
小砂恵三コスナサイクル店長
宮田工業(現在:ミヤタサイクル)での研修を得て、インショップ形式の自転車店の店長に就任。その後家業を継ぎ自転車のメンテナンス、販売に従事して35年以上。
自転車専門資格として「自転車安全整備士」「自転車技士」「スポーツBAA PLUS」「自転車組立整備士」「BAAアドバイザー」などを保有。
現在はコーダブルームやパナソニックといったライトスポーツ自転車から電動アシスト自転車までを幅広くカバーするサイクルショップ、コスナサイクルを運営。