前回、電動アシスト自転車シマノ製内装3段強化ハブ仕様の「後輪タイヤ交換方法」前編をブログで紹介しましたので、今回は、その後編でタイヤ組付けと、後輪取り付けと内装3段強化ハブの変速調整方法など、組付けポイントがいくつかありますので最後までご覧ください。
摩耗した古いタイヤを外し、新しいタイヤチューブに交換します。
新品のタイヤと交換した車輪を車体にはめ込みます。
内装3段強化ハブのカセットジョイント部のプーリー切り欠け部にネジ部をはめ込みます。
インナーワイヤーケーブルをカセットジョイント部のケーブル誘導溝に通しながらはめていきます。
ケーブルユニットをケーブルユニット差込口にはめ込みます。この時、溝の位置を合わせてワイヤーケーブルを引っ張る感じで取り付けてください。
テンションプーリーにチェーンを通して六角レンチ工具で取り付けます。
車体に両立スタンドを取り付け、周り止め金具(銀色)を右側にはめ込みます。
周り止め金具(白色)を左側にはめ込みます。
※左右周り止め金具の色を間違えないように取り付けてください。
車体に、両立スタンド→周り止め金具→ドロヨケステー→リヤキャリアステーの順番で取り付けてハブナットを仮止めします。
車体にローラーブレーキ本体もネジで仮止めします。
チェーンの張り具合をノギスで計り確認します。
このモデルの数値は69㎜でしたので、パナソニック電動アシスト自転車のこのモデルの場合、テンションプーリーと歯車の間の設定数値は60㎜~70㎜で最適なチェーン張り具合の数値は、65㎜プラスマイナス3㎜がメーカー推奨ですので、その数値に合わせ調整します。
チェーン張の調整は、この部分にネジが左右ありますので、これを締めて左右のタイヤクリアランス間隔を確認しながら調整します。
調整が終了しましたら、先程のハブナットとブレーキ本体取付ネジ部を本締めします。
ブレーキケーブル取り付けネジを締めて、後輪ブレーキレバーを握り、ブレーキレバーの握り具合と制動力を確認します。
もし、ブレーキ握りが弱い時は、ブレーキ本体取付部に付いていますアジャスターネジにてケーブルの張りを微調整します。
グリップシフトの変速数字を「3」に合わせます。
後輪のカセットジョイント部の黄色いインジケーターの位置がズレていますので、これを調整します。
ケーブルジョイント部のアジャスターネジを回して位置調整を行います。
アジャスターネジをまわして、このように黄色いインジケーターの位置を合わせます。
パナソニック電動アシスト自転車の場合、チェーンケースを取り付ける時にこの部分の溝にはきちんとはめ込んでください。
ちゃんとはめ込まれていないと振動音が「カタカタ!」して危険です。
このようにしっかり溝にはめこみんでください。
チェーンケース取り付けネジを3ヶ所プラスドライバー工具でネジを締めます。
これで、電動アシスト自転車の内装3段強化ハブ仕様の「後輪タイヤ交換方法」全て終了です。
電動アシスト自転車の内装3段強化ハブ仕様は、通常のベルクランプタイプに比べ、更に難易度が高く調整箇所も多くありますので、作業は慎重に行ってください。
不安な方は触れずに専門店へご依頼ください。